mixiユーザー(id:11056015)

2016年10月22日06:59

386 view

「指導」という名の体罰を考える

「悪しき慣習」(とみなされている)「指導」という名の体罰は消えないのかというニュースについて、旧軍のバカなヤツが私的制裁を持ち込んだ結果そうなったんだろ。強くなるためには体罰が必要だとか、脳みそまで筋肉でできたやつが体罰を容認してきたという声もあります。
またスポーツ界も数年前大阪市の高校で部員が監督による体罰を受けたことで自殺した事件がありましたが、mixiユーザーのボイスからスポーツ経験者からそこまでする必要が無いということを知ったことを思い出しました。またある生徒がせっかくスポーツの才能があっても、「指導」という名の体罰によってスポイルされたり、部活をやめたりするのは誠に残念なことであります。
部活で強くなったり、試合で良い成績を上げるには厳しいトレーニングや指導、ある程度の「根性」は必要ですが、過度の「指導」や精神論偏重、体罰重視の態度は逆に部員をスポイルしかねません。
元プロ野球選手の桑田真澄さんは「体罰は勉強不足による安易な指導方法で決して強くならない」としたうえで「スポーツに携わる人全員で議論して、時代に合った指導方法に変えていくべきだ」と訴えました。
(参照 http://basketball-kids-athlete.com/physical-punishment-masumi-kuwata-948.html
また桑田さんは朝日新聞のインタビューに対しても、「体罰は不要」と訴えた。殴られた経験を踏まえ、「子どもの自立を妨げ、成長の芽を摘みかねない」と述べました。)
監督やコーチが「指導」と言って部員に対し暴力、それを見て先輩が「指導」と言って後輩に対し暴力、それを見て育った後輩が次の後輩に対して、「指導」という名の暴力、更にその後輩が監督やコーチになって生徒に対し「指導」という名の暴力。。。 その悪しきループを廃さない限り我が国のスポーツ界は良くならないなと感じました。


■「悪しき慣習」は消えないのか。名門・敦賀気比高校野球部の「体罰」に見る時代遅れな教育者
(Business Journal - 09月17日 18:51)
昨年春の選抜高校野球大会で優勝するなど、全国でも屈指の名門で知られる福井県の敦賀気比高校野球部で「体罰事件」が明るみになった。暴力行為を行ったのは、25歳の同部コーチ(非常勤講師)だ。

 同校によれば、8月27日午前8時ころ、グラウンド整備・清掃中に2年生部員2人が話をしており、コーチが注意。その際に「頭突き」を1回食らわせたという。部員は大きなけがはなかったようだが……。

 部員が保護者にこの事実を報告し、保護者が学校へ通達。事実確認の上で県高野連に報告した後、訓告と部活動の謹慎をコーチに科すこととなった。学校側は「大変申し訳ない。普段から体罰は絶対にしてはいけないと言っており、厳しく対応した」としている。

 高校野球に限らず、部活動での体罰は今なお多くの議論の的になっている事柄である。高校野球は学生スポーツの中でダントツに高い注目度を誇るが故に表ざたとなりやすいが、実態としては多くの部活で今なお体罰は行われている。

 今回は「頭突き」で、部員にもケガはなかった。ネット上や某大手ポータルのコメント欄には「この程度で騒ぐな」というコメントも目につく。

 しかし、非常勤講師とはいえ「教育者」が暴力をふるうことは、やはりどう考えても許されるべきものではないだろう。教育者が手を出すという行為は、ロジックを駆使できないことの証明といえるだろう。そのような人物がそもそも教育者になれることにそもそもに問題がある。

 こういった「蛮行」を「教育」ととる認識が学生スポーツ界では未だにはびこっているが、これは時代遅れな考え方だ。高校野球はよく「旧態依然」という批判が時折見受けられるが、それは協会や大会運営だけでなく、部活動そのものが古い体質であることの一端のように思えてならない。

 年配の人間の中にはこうした報道に「自分たちの時代はもっとひどかった」「大したことではない」と語る者もいるだろう。しかし、それはあくまでも「悪しき慣習」であり、受け継いでいくべきものでは決してない。時代に則した意識を持った指導者が出てくることが望むばかりだ。
3 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する