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2016年09月27日07:49

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「ともに生きて」を観て

八王子市の南大沢文化会館で「ともに生きて」を観た。
槙坪夛鶴子監督と、夫の映画プロデューサー光永憲之さんの夫婦史の映画だ。

槙坪さんに取材させてもらったのは「介護される人のホンネ」というテーマの特集だった。
認知症のお母様が、槙坪さんの車椅子を押したり世話をしたりすることを生き甲斐のようにしていて、
ほのぼのとした親子関係が微笑ましかったのを覚えている。
槙坪さんは、久田恵さん原作の「母のいる場所」を映画化した監督だが、
槙坪さんのお母様のいる場所、つまり居場所は槙坪さんの車椅子の後ろなんだなと感じた。

上映会場では、パペレッタ仲間のMさんとRちゃんが受付をしていた。
Mさんは槙坪さんの嫁、Rちゃんは孫。

看取りの映画を作りたいと、Sさんと2人でおじゃましたのは、
会社を立ち上げた年の夏だった。
槙坪さんは、それから1カ月ほどして亡くなられた。
あれから5年。
いつも槙坪さんを支えられ、穏やかな笑顔で出迎えてくれた光永さんは、
七夕の日に逝かれたと知った。
この映画が遺作になったわけだが、
仲のいい2人の歴史を見ていると涙腺が刺激されるとともに、とても羨ましく思った。
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