米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設をめぐり、翁長雄志知事が埋め立て承認取り消しの是正指示に従わないのは違法だとして、国が翁長知事を相手取った違法確認訴訟の第1回口頭弁論が5日、福岡高裁那覇支部(多見谷寿郎裁判長)で開かれた。翁長知事が法廷で意見陳述し、承認取り消しの適法性と地方自治を軽視した違法な国の関与を訴え、国の請求を退けるよう求めた。国は早期の結審と判決を求めた。
多見谷裁判長は次回期日の19日で結審させ、判決言い渡しを9月16日午後2時に指定した。
裁判では、翁長知事の埋め立て承認取り消しが法令違反に当たるかどうかが最大の争点となっている。
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