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2016年07月22日23:55

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『シン・ゴジラ』は怪獣映画ならぬ、会議映画!?

 いよいよ『シン・ゴジラ』の公開一週間前になった。

 今回は試写会をしない方針(戦略?)らしく、本当に公開日のフタを開けてみないとどういう映画になっているのか、わからないとのこと。ネットではいろいろな情報が飛び交っているが、私が聞いて「おや?」と思ったのは「『シン・ゴジラ』は怪獣映画ではなく会議映画」というもの。ゴジラ出現という未曾有の災害に対して、政府の各部署がひたすら対策会議しまくるという話(笑)。

 えー、まさか、と思うかもしれないが、これが最近発表されたキャスト表を見ると、けっこう信憑性のある話なのだ。

 ざっとこんな感じである↓

キャスト
矢口蘭堂内閣官房副長官: 長谷川博己
赤坂秀樹内閣総理大臣補佐官: 竹野内豊
カヨコ・アン・パタースン米国大統領特使: 石原さとみ
環境省官僚: 市川実日子
古代生物学者: 犬童一心
内閣官房長官: 柄本明
内閣総理大臣: 大杉漣
海洋生物学者: 緒方明
官邸職員: 片桐はいり
外務省官僚: 神尾佑
自衛隊関係者: 國村隼 / KREVA
原子力規制庁: 黒田大輔
消防隊隊長: 小出恵介
内閣官房副長官秘書官(防衛省出身): 高良健吾
自衛隊関係者: 小林隆 / 斎藤工
外務省官僚: 嶋田久作
防災課局長: 諏訪太朗
文部科学省官僚: 高橋一生
生物学者: 塚本晋也
厚生労働省官僚: 津田寛治
自衛隊関係者: 鶴見辰吾
文部科学大臣: 手塚とおる
内閣府特命担当大臣(防災担当): 中村育二

…キリがないので以下略(こんな感じで延々続く)

 これは間違いなくいろんな会議が開かれるな(笑)。

 えー、会議が延々続く映画なんて面白いの? 劇場によっては4DXやIMAX版も用意しているのに会議シーンばかり? まあ、いくらなんでも会議ばかりってことは考えにくいだろう。あるサイトではリアルな「大怪獣災害シュミレーション映画」という好意的なとらえ方をしていて、あー、なるほどと思った。

 というのは、このキャスト表を見て、私が思い出したのは、岡本喜八監督の『日本のいちばん長い日』(1967)である。1945年8月14日、当時の政府関係者や宮内省関係者、軍部などがどのように終戦の日を進め、迎えたか、というのをドキュメント・タッチで描いた作品である(昨年、原田眞人監督でリメイクされた)。鈴木内閣総理大臣:笠智衆、東郷外務大臣:宮口精二、米内海軍大臣:山村聡、阿南陸軍大臣:三船敏郎…といった風に内閣官僚等をそのときの大御所俳優、有名俳優に割り振ったのだが、今回のキャスト表はそれを思わせる。

 そして庵野秀明は熱烈な岡本喜八監督ファンとして知られる。これはもしかしたら、ゴジラが東京にやって来た24時間を内閣や自衛隊関係者がどのように処理していくのかをドキュメント・タッチでとらえた「ゴジラ版日本のいちばん長い日」になるということも考えられる。まあ、ぜんぜん的外れだったら、ごめんだけど。

 一応、私は公開初日にがんばって見に行く予定にしています(あくまで予定だけど)。

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