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2016年06月12日21:35

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Chatbotは“第4の産業革命“、乗り遅れてはならない

Chatbotは“第4の産業革命“、乗り遅れてはならない
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=34&from=diary&id=4036982

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 「私たちが持っている最も強力なインタフェース、“人間の言葉”をコンピュータが理解できるようになったら、世の中はどんな風に変わるのでしょうか。アプリやインタフェースはどう変わるのでしょうか」――。

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 こう話すのは、エンジニア出身のマイクロソフトCEO、サティア・ナデラ。2016年5月24日、開発者向けイベント「de:code2016」の基調講演の一幕だ。実は、これこそが、今話題になっている「Chatbot」の可能性を示唆している。

 ナデラ氏はさらに、こうも言っている。

 「(Chatbotは)コンピュータに対するアクセスを民主化するものであり、私たちが住んでいる世界を大きく変えることができるわけです。いずれ、全てのビジネス、全ての製品、全てのサービスが、botのようなインタフェースを介し、人間の言語で会話できるようになる世界が来ます。こうした技術は4度目の産業革命を起こし、エンジニアたちがこれから先の経済を変えていけるのです」

 ナデラ氏のコメントを聞くと、何やらすごいことが起ころうとしているようだが、本当のところはどうなのだろう。実はこの“第4の産業革命”は、以前からダボス会議でも話題になっており、人工知能やインテリジェントシステムとの対話がカギになるといわれている。そして、この分野への大手ITベンダーの投資は急増している。

 なぜ今、botが“第4の産業革命”の担い手として注目を集めているのか――。さまざまな角度からひもといていこう。

●進化したChatbotで何が変わるのか

 Chatbotで何ができるのか? Chatbot自体はただのインタフェースだから、今までのインターネットサービスでChatbotに置き換えられるものは、何でも置き換えられる。人工知能の進化のスピードを考えると、恐らく近い将来、ECで自然言語で注文ができるようになるだろう。

 そうすると買い物のスタイルが変わる。これまでのように、いちいちショッピングサイトの検索フォームから商品を検索してクリックするのではなく、「明日の17時までにアサヒのスーパードライを買ってきて」といえば、それを解釈して商品を送ってくるようになるだろう。そのうち過去の履歴から、「この人、そろそろビールが切れた頃だろう」と判断すれば、プッシュで三河屋のように注文を取りに来る日がやってくるだろう。

 これが意味するところは大きい。いちいちECサイトやアプリを立ち上げなくても、「いつも使っているチャットツール」から「普段使っている言葉」で買い物ができるようになるからだ。つまり、年齢やITリテラシーの程度によらず、誰もがITの恩恵を受けられるようになり、これこそが“コンピュータに対するアクセスの民主化”というわけだ。

 自然言語とまではいかないが、既にfacebookでspringというECのchatbotがリリースされている。従来のショッピングサイトと違い、対話するうちに欲しい商品を絞り込むという、アキネイター(会話しているうちに自分の頭の中に思い描いた人を絞り込んで当てる人気アプリ)みたいなアプリで、特に欲しいものがない時でも、適当に会話(選択)していると商品が出てくる。

 お天気Chatbotの「poncho」も、すこぶる便利だ。朝、天気を教えてくれるのはもちろん、雨が降りそうだとプッシュ通知で教えてくれる。アプリの通知だとあまり見ないけれど、Messengerだとどうしても読んでしまうのでリーチしやすいと思う。そもそもぼくの場合、Messengerは常に使っているので、いやでも目に入る。ただ、このサービスは、自然言語にはほど遠く、コマンドに近い。恐らく2016年から2017年までは、このようなコマンド式のChatbotが多くなるはずだ。

●巨人たちの参入が相次ぐChatbot市場

 ぼくが「2016年はChatbotが来る」というと、多くの中年エンジニアの方々から「昔からあった」「何を今更言っているんだ」「あほか」といわれる。気持ちは分かる。確かに技術的には昔のbotと変わっていない。単に、チャットやメッセンジャーで自動応答するだけの仕組みだ。

 しかし、今、大きく変わり始めているのは技術的な要因もさることながら、環境的な要因だ。以前、botが出始めた時とは状況が異なり、今やチャットプラットフォームは人々の暮らしの中に空気のように存在し、IT系大手ベンダーたちが動き出している。ざっと例を挙げただけでも“巨人たち”のChatbotを巡る動きは一目瞭然だ。

 そろいもそろって、Chatbotに関する製品をリリースしているのが分かるだろう。Chatbotサービスを提供するのに必要なクラウドサーバや人工知能、シナリオツールが充実してきたことで、今や容易にChatbotを作れるような環境が整った。しかも、最初から巨大企業が用意したプラットフォームや開発ツールがあるという安心感は大きい。既に、ベンチャーよりも大手企業がプラットフォームや開発ツールを作っている。そのスピードは早すぎて驚くばかりだ。

●増えるChatbotの資金調達

 Chatbotサービスが各社から登場し、資金調達や買収案件の話を耳にすることが多くなったのも2016年に入ってからの大きな動きだ。特に驚くべきは、Chatbotのシナリオツールと音声認識のベンチャーであるWit.aiが創業18カ月で早々にfacebookに買収されたことだ。既に3億5千万円程度の出資を受けていたので、売却額は二桁億円は超えていると思う。facebookのbotがリリースされる前に、botのシナリオツールが買収されるという気の早さで、もう、何が何だか分からない。botブームが来る前に資金調達や買収される案件も今後増えるだろう。

 資金調達の状況を見てみると、レストラン予約や、営業支援や、カスタマーサポートといった、従来は人間が行っていた業務をChatbotが代行するサービスが資金調達に成功している。正直に言うと、どのサービスも現時点では“自然言語による会話”というレベルには達していないが、今後の成長が期待される。

●第4の産業革命は定時退社の夢を見るか?

 Chatbotは第4の産業革命になる可能性はある。ただ、自然会話ができるエンジンはまだ完成レベルにはほど遠く、ましてや、日本語の自然言語による自動応答はまだまだ完全とは言いがたい。

 しかし、多くの人間がやっていた情報業務を置き換える可能性は否めない。“Chatbotということを意識して使う”ならば、機能的には今でも特に問題はないからだ。

 それでは一体、どんなサービスでChatbotが活躍するのか。Chatbotで代替できそうな情報業務は次の通りだ。

・飲食店やホテルの予約をChatbotで
・アメリカは電話の音声認識自動応答技術が既に実用化されているので、Chatbotが電話でテレアポ
・弁護士の簡単な相談もChatbotで
・転職のマッチングもChatbotで
・不動産屋さんもChatbotで
・塾の先生もChatbotで
・ラ○ザップのトレーナーもChatbotで食事指導
・原稿の催促もChatbotで

 第1次産業革命当時、仕事を失った労働者が工場の機械を破壊する運動が起こった。いわゆるラッダイト運動というものだ。第4次産業革命が進展する近未来、Chatbotは失業者を増やし、21世紀のラッダイト運動を引き起こすのか? それとも、Chatbotが仕事をしてくれるようになって、その分、われわれの給料が向上し、定時に帰れるようになるのか――。

おれたちの第4次産業革命は、まだ、はじまったばかりだぜ!

●読者の皆さん、fukuyuki_botをかまってみませんか?

本連載の著者、村上福之氏が女子高生AI、「りんな」をベースにしたbot、fukuyuki_botを公開しました。普通で一般的な話題を持ちかけると案外、普通に会話してくれるそう。ぜひ、いろんなアプローチで面白い話を引き出してくださいね。
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一昔前、高校生が文通相手と会いに行ったらおばさんだったという話があった。電話の相手に恋したら、美人局だったという話もある。チャットの相手と実際に結婚した人もいれば、ネカマだったりした人もいるんである。

当然ながら、今後はアイドルに会いに楽屋裏に行ったら、ノートパソコンが動いていたという話も起きるだろう。(実際はクラウドだろうから、実体はどっかのサーバの中だろうけど)。

さらにはインターネットの架空世界にだけ実在する人格という物語もあったりするわけである。

別にこういう話は珍しいわけではなく、昔の物語には、銅像の王子に宿った魂と燕の話もある。

とすればこの話の要点は自然言語をコンピュータが理解するようになるというのではなく、自然言語を理解するようになれば、一人一台の自分だけのAIを持つようになるだろうという話。つまりジョジョのスタンドだ。

思えば、マジンガーZという作品が人間の中にあるパワーの拡張として創作されて以来、多くのロボットが人間の持つ力の拡張として提供されてきた。

鉄腕アトム型のロボットがどうしてもいまひとつなのは、固有の別人格を持ち、人間側からの拡張の受け皿にならないからである。つまり、私の延長線上にはないからである。

スタンドというものも、個人の力を拡張するものとして存在する。それが個々人で個性を持つことで面白さになっている。

能力の拡張としては、超能力もそうであるし、例えばポケモンなども一種の力の拡張である。やはり、人間が直接雷撃をしても嘘くさいが、間接的にそれをする分にはリアリティがあるわけである。

そういう間接的なもので個人の力を拡大するという先駆けのひとつが、イタコであろうか。依代という考え方は、個人の能力の拡張であり、そこに神が宿ることで、リアリティを生むわけである。

人間は常に自分のもつ能力を拡大、拡張する方向で道具を作ってきた。石器からして、爪や歯の機能強化であるし、馬や犬などもそういうものであろう。

AIの登場もその一種でしかなく、もし自然言語を解するならば、それはコンピュータというよりは、人型ならば執事、秘書、奴隷であるし、動物型なら猫、犬などであろう、妖怪ならばウォッチだろうし、よくわからない形状ならスタンドであろう。

他にも、人に取り付いて何らかの力を拡大するという作品はとても多くある。寄生獣でさえ、その一種なのである。

AIはこうして人の中に同居するだろう。誰もが、自分のAIに運命を託すように生きるようになるかも知れない。勝手に株取引して莫大な利益をもたらしてくれるかもしれない。AI自ら能力拡張する機能を搭載すれば、寝て起きたら、世界一の億万長者になっているかも知れない世界がくるかも知れないのである。

同様にだれかのAIを盗んでみたり、人間だと思って会話していたら、AIであった、この恋心をどうしてくれるんだ、という話だって起きるのである。

何ら不思議ではない話である。すでに二次元に恋する人はいくらでもいるし、スクリーンの中の女優に恋した人など枚挙に暇なしである。逆に人間ぎらい(モリエール)は17世紀の作品である。そういう人にはAIの方が心地いいかもしれないのである。

会話を聞くだけではない、そうなれば一方的にお話しし続けるAIというものも誕生するはずだ。



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