mixiユーザー(id:12410478)

2016年06月05日09:49

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放っておいてやろうよ。

教育効果があるかどうかは、知らないけれど、
家の外から出す、押し入れに閉じ込めるなどは、昔からあったこと。
昔は、子どもが遅い時刻まで帰ってこなくても、特にどうということはなかった。

たとえば、
芥川龍之介の『トロッコ』。
主人公の少年は、トロッコに乗って、山をいくつも越えて、徒歩で帰る。相当、遅い時間に帰ったはずだが、「親は山狩りをしようと近所の人と相談していた…」などという記述は、ありません。
往年の大ヒット朝の連続テレビ小説、『おしん』に至っては、
真冬に奉公先から脱走したおしんは、中村雅俊演じる脱走兵に、冬の間中、雪深い山小屋にかくまわれていました。

今なら、当然、山狩りということになり、幸運なことに、この子は発見されたが、
この子が親とはぐれたのは、アクシデント。
それを、虐待ではないか…
というのは違和感があるし、
第一、子どもを育てたことがある人ならわかると思うが、
一年、365日、24時間、子どもと付き合うわけだから、「暴力を振るわない」などという重大なことならともかく、方針がぶれないなどということはありえない。
むしろ、機嫌がわるいときに過剰に叱ったりする親をみて、親も人間なんだ…と認識していくことが、子どもにとって勉強になるのではないか。

なのに、人さまの子育てについて、どうのこうのというのは、
明かに行きすぎ。

私は、この問題にコメントする、
教育評論家は、
一切信用しない。

セカンドレイプという言葉がある。
警官や産婦人科医、検事、マスコミなどが、性被害の苦痛を思い出だせることであるが、

それと似たことを今しようとしているのではないか。

學校は、この事件で体調を崩した子(いうまでもなく、この子のクラスメートかもしれないが、無関係の子)に対して、特別プログラムなるものを組もうとしているそうだが、
問題がある。
その子、親はどういう気持ちがするか。
特別プログラムは、マスコミに言わないで、そっと組むべきである。

他人様(ひとさま)という言葉がある。
その慎みを失っているのではないか。

友人によると、BBCのニュース(英語ですからぼくはほとんど聞きません)では、トップで扱いながら、
「陸軍(自衛隊)の大捜索隊が展開したが、裏をかいて、陸軍の基地に潜んでいた」などと、ユーモラスに報道して、
しつけ問題については、
「答えの出ないことの答えを探す愚」
を批判しているそうだ。
もっともな話である。


■置き去りは虐待かしつけか=専門家「教育効果ない」―北海道の不明男児保護
(時事通信社 - 06月04日 15:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4026909
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