mixiユーザー(id:7269003)

2016年05月17日17:04

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まだまだ、ではあるが:5/11 ネゼ=セガン/フィラ管 マラ10他

 まずはマーラーの10番なる作品を、こともあろうにランランとのラフマニノフの1番なるプロの後にむりやりねじ込んでくれたこのオケに心から敬意を表したい。この客寄せパンダが無いとマラ10で興行を打つのは怖いと判断したんでしょう。そこまでして取り上げてくれたおかげで、ようやく5回目、クック版3回目の実演。おおよそあらゆる交響曲の中で5指に入るほど好きな作品ではあるだけに、ありがたいの一言。

演奏はまだまだ練る余地があるとの印象。オケの呼吸と指揮者の呼吸が合ってなく、それが微妙なアインザッツのずれや焦点のわずかに定まらないクレッシェンドに出ているのかと。特に第2楽章は危うかった。第4楽章以降はようやく安定したが、シベ5の時のような天才的な自在さにまではついぞ至らず。終演後職場に戻って仕事しながらyotubeで聞いたロッテルダムフィルとの実演の方が完成度が高く、そして、続いて聞いたラトル/ベルリンフィルの録音の方が更に彫りが深く感動できる。
当地邦人音楽ファンは大感激して、ネゼ=セガン本人も感極まった表情だったようなので、例によって自分だけがマーラー偏屈症にかかっている可能性は十分あるが。

次の公演は5・26のレヴァイン監督退任公演。曲目は指輪抜粋。当地クラキチ達は全員集結。自分は終日休暇取得。条件は揃った。
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