ガンケースを作った。
中学生の夏休みの工作レベルのどうしようもない仕上がりになった。
そもそも、当初の用途を失ったアタッシュケースをエアーガンのケースにしようとした時点である程度の結果は見えていたのは明らかだが…
それにしても、想像以上にスポンジの切断は難度が高かった。
発泡スチロールカッターを以てしてもこの程度の仕上がりになってしまった。
スポンジを発泡スチロールカッターで切るという選択肢が正しくなかったのかもしれないが…
実用性度外視で、見た目のインパクトと洒落の意味合いで作ったガンケースなのに、スポンジがこんなんでは、その効用は当初の予定の70%以下だ。
ある男が、こんな名言放ったのを思い出した。
「(乗用車は移動手段としての実用性以外の)見た目も性能の内だ。」
後になって妙なところで凄く納得してしまった。
最近、常々思う。
適切なツールを持っていない、適切な方法を知らない、自らの力量を知らない…と言った理由で、仕上がりの程度が低くなることは実に残念だ…と。
写真のウレタンスポンジの型抜きの切断面の酷さが全てを物語っている。
自らの力量を見誤って高難度の工作をして失敗をするよりも、最初からお金を積んで、90%の仕上がりに妥協して市販品を買っていればこんな事にはならなかっただろうに。
仕事も同じだ。
高すぎる理想を掲げて愚かな結末を迎えるよりも、最初から実現可能性の高い妥協案を選んでいれば失敗することはない。
※今回のガンケース、スポンジの切断面の酷さに目をつぶれば、ハードケースとしてはかなりの破格に仕上がった。費用対効果と言う意味合いでは非常に効率が良いのも事実だ。完成品を見て、複雑な気分になってしまった。
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