家なんて200%買ってはいけない!
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=6581993&id=3824565
まあ、タイトル通り、家なんて買うもんじゃない……という本です。
著者が実際注文住宅を買って、売る時に価格下がって大損した……という実話付きなので結構説得力があります。
買ってはいけない理由は、主に日本の少子化と、団塊の世代の持ち家率に集約されます。
団塊の世代(昭和22年〜24年生まれ)の持ち家率は86.2%
そして、団塊の世代の合計特殊出生率は2.14になります。
そして、それ以降、子供の出生率が下がってるのはニュースでおなじみの通りです。
団塊ジュニア世代(1971年(昭和46年)から1974年(昭和49年)までのベビーブームに生まれた世代)は、基本社会人になった時期とバブル崩壊がかぶっているので、住宅購入力はそれほど高くなく、結婚率も低いほうなのですが、それでも持ち家率は50%以上。
しかし、特殊出生率は下がっている一方なので、2040年代には団塊世代+団塊ジュニア世代の家を普通に相続していくと家が余っていくよ〜というのが賃貸を進める理由です。
実際、空き家率は増えているらしいので、無理して家を買ってしまうと後悔してしまうかもしれません。
まあ、私は賃貸派なので、この本の通りになってくれると助かるのですけどもw
他にも、日本の家を買うシステムとアメリカとの違いがあったりしてなかなか面白く読めました。
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