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2016年02月15日22:30

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バッテリー

 札で一杯ならこんなに嬉しい事はないのであるが、レシートでパンパンになっている財布の整理を行う。と、レシートと保證書が出て來る。平成27年8月21日の日付のあるバッテリー購入のレシートである。いつもならそのまま捨てるのであるが、あの屈辱の新品購入事件を思い出して再び財布に仕舞い込む。そう、あれは昨年の8月、マイミクのサミーさんからスクーターを頂戴するべく勇躍相模原に向かった時の事だった。箱バンアクティ號は頗る快調である。高速を降り、一路目的地に向かう。やや路面状況の惡い所で一瞬、電氣部品の燒ける臭いがする。中途半端に古い車に乘り慣れている爲、音や臭いには敏感になっている。外の臭いか?窓を開けてみるがそれらしい臭いはない。車内の臭いも消えている。…氣のせいか?發動機は相變わらず快調である。そして、目的地に到着する。サミーさんはまだ職場との事だったので、急ぎお戻り頂いている内に奧樣から鍵を頂戴してスクーターを積み込む。さて、積み込みも終わったしアクティ號を移動するか。…發動機が掛からない。正確にはセルモーターが回らないのである。アース不良かな?先程の臭いが腦裏を掠める。まさか…バッテリーハッチを開ける。やんぬるかな!ハッチに穴が開いている。バッテリーが跳ねて端子がハッチと接觸し短絡してしまったらしい。こうなってはどうしようもない。整備の神樣の所に行けば程度の良い中古品を頂けるのに…折よくお戻り頂いたサミーさんに譯を話し、カインズホームに連れて行って頂く。ぬぅ、高價な新品を購入する屈辱…!!しかしこれがなければ歸れないので堪え難きを堪え、忍び難きを忍び購入する。餘りにも癪なので輕トラに使える樣にR端子の物を購入する。箱バンはLでもRでも問題なく裝着出來るのであるが、輕トラはR端子でなければ付かないのである。こうして購入したバッテリーと交換して無事發動機が掛かる。サミーさんのお宅にお邪魔して美味しく夕飯をごちそうになり歸宅。取り合えずコロナのバッテリーと交換し、購入したバッテリーを輕トラに搭載する。さて、輕トラは車檢が切れていた爲、畑でしか動かしていなかったのであるが、先月の棚分解の時にOILキャップを紛失してしまった本家の輕トラに同型車なのでOILキャップ轉用の爲、動かしてから放置していた。OILキャップが歸って來たので畑の倉庫に入れ直そうと乘り込む。ウンともスンとも言わない發動機。この寒さの爲かバッテリーが完全に放電している。仕方なく狹い隙間から無理やりバッテリーを外して持ち歸り充電器にかける。一晩放置して充電状況を確認する。…充電されていない。…ハズレだ。あれ?そういえばこのバッテリーの保證書って、取ってあったよな。急いで財布を廣げる。あった。しかし相模原まで行っていたら片道の高速代で終わってしまう。早速購入店に電話し、最寄りのカインズホームで對應頂けないか聞いてみる。『大丈夫です。お取替えでも返金でもどちらでも可能です。』え?返金、して頂けるの?『あ、…ま、まあ可能です。』どうせ購入するにしても車檢取る迄は必要ない。氣が變らない内に出向き返金して頂く。車檢取る迄に神樣の所で程度の良いバッテリーが出ればいいなぁ。と、考えるすなぎもであった。
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