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2016年02月12日22:25

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゚Д゚) < ネパール映画 Ritu (季節めぐって)

■バレンタイン詐欺にご用心=不審な海外送金に対策―豪
(時事通信社 - 02月12日 17:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3848887


 おそオーストラリア。
 バレンタインが過ぎたら、バレンタイン詐欺はなくなるのでしょか。なくならなそうだねえ。ワタシワタシ詐欺にでも変わるんかね。オーストラリアも色んな人が集まってるから、大変よね!


Ritu (季節めぐって) 2014年 129分
主演 マリーナー・ジョーシー & ラジバラーヴ・コイララ
監督 マノージ・アディーカリ
"心と気持ちが、変わる季節が来た"

https://www.youtube.com/watch?v=EOKuN2RFGpo

 オーストラリアはシドニーで母と暮らす大学生ミーナの家に、ある日スーラジ・ガウタムが突然訪ねてくる。「ミーナ、僕は…」

********
 ミーナとクリパ、そしてスーラジの3人は親友同士。
 成績優秀で真面目な経営学部生のミーナは、自由奔放でわがままな親友クリパと彼女の恋人スーラジとは正反対。いつも講義をサボってどこかに行ってしまう2人のために、様々なサポート役に徹してばかり。今日も、いきなりいなくなった2人の課題レポートを、代わりに作って提出する…。
 クリパが別の男と遠出する中、ミーナはスーラジと身の回りの事を話し合いながら彼にもっと学業に集中してほしいと願う。一方で、スーラジを放って御曹司ルームスと遊び回るクリパには、男遊びも程々にしてスーラジを安心させて欲しいと釘を刺す。しかし、そんなミーナの気持ちは2人とすれ違うばかり…。

登場人物
ミーナ (マリーナー・ジョーシー) 主人公。真面目で品行方正な経営学部専攻の大学生。
スーラジ・ガウタム (ラジバラーヴ・コイララ) クリパの現恋人。ミーナの親友。
クリパ (リーマ・ビシュウォーカルマ) 大学のミスカレッジ。情熱的で奔放。ミーナの親友。
ラジーヴ ミーナのクラスメイト。通称ラヴィ。
シーマ ミーナのクラスメイト? もしくはその保護者。
マーク ミーナのクラスメイト。
アチャーリヤ教授 ミーナたち経営学部の教授。
ディパス スーラジの友達。彼の誕生日パーティー中にケンカが起こる。
チャーリー ミーナたちのクラスメイト。
ルームス 会社経営者の父を持つ、クリパの友達。

プロモ映像 Maya Lagdaina Aba

https://www.youtube.com/watch?v=a_sYVZFnQ68

わーい(嬉しい顔) タイトルは、ネパール語(と言うか、サンスクリットの影響下にある南アジア各言語)で「季節」の意…かな?
 2011年度ミス・ネパールのマリーナー・ジョーシー映画デビュー作となる、青春ラブロマンス映画。

 お話は、ほぼ全編がシドニーとその周辺を舞台にした大学生たちの青春恋愛劇。時々、霧がかかるようなカットつなぎによって、回想(大学での思い出。お話本編)と現実(冒頭とラスト近辺のシーンと、カトマンズに里帰りした時のシーン。本編の未来にあたる、お話の終盤と解決編)とを切り替えてくるのが特徴的。
 現実のシーンでは、シドニーにいる時の2人とカトマンズにいる時の2人と言う、2つの時間が特に説明もなくパパッと切り替わるので、初見ではちょっと混乱するかも。

 真面目な大学生ミーナの日常生活を中心に、それぞれの場面での登場人物たちとの関わりで微妙に移り変わる人間関係を、それぞれの台詞の応酬、それぞれの芝居の間、それぞれの舞台で表現していく。この辺、他のネパール映画見てても思うけど、話運びの手法的に邦画に近い感覚が散見できる、ような。
 まあ、大学生にしてはミーナがバッチリメイクし過ぎじゃないか? とか、後半の話の中心になるスーラジのどこら辺がそんなに魅力的なのかよくわからんなあ…とか思わなくもなくもない…けども。

 主役ミーナを演じたマリーナー・ジョーシーは、1989年(88年とも)ネパール東部のコシ県スンサリ郡ダーラン生まれ。
 カトマンズの大学でMBA(経営学位)を修了し、モデル業を開始。2010年のミス・エンジェルでベスト5選出と注目賞を獲得、11年のミス・ネパールで優勝、同年のミス・ワールドでベスト30、13年のミス・アジアパシフィックでベスト15まで選出されたと言う。
 本作以前に、映画「Kollywood(コリウッド=カトマンズ+ハリウッドで、ネパール語映画界の俗称)」で一曲歌を担当して、本作で映画&主演デビューとなった。

 スーラジを演じたラジバーラヴ・コイララ(またはラージ・バーラヴ・コイララ)は、1982年ポカラ生まれ。
 ポカラFMでのラジオ・パーソナリティから、映画学校で演技修行してモデル、ミュージックビデオ出演を経て07年の「Parkhi Basen」で映画デビュー。その大ヒットによって数々の新人賞を獲得し、一躍トップスターの仲間入り。14年には、他に米英ネパール合作映画「Highway to Dhampus」に出演、「Raghav(ラーガヴ)」で製作総指揮に就任している。
 全編シドニー舞台の大学生たちの映画ってことで、米国はオクラホマを舞台にしたネパール映画「Raghav(ラーガヴ)」と作り方が似てるかなあ…と思ってたら、その製作総指揮してたお偉いさんが主演の映画だったのねぇぇぇぇぇ!!!

 監督のマノージ・アディーカリは、オーストラリア在住のネパール人映画監督兼プロデューサーとのこと。本作と同じ14年には、オーストラリアを舞台としたイスラエルのTVドラマ「Summer Days」のプロデューサーもしていたとか。

 とにかく、これで映画デビューを飾るミス・ネパールのマリーナー推し120%な映画なので、マリーナー演じるミーナが恋に友情に翻弄され、試行錯誤し、精一杯自分の道を切り開こうとする姿は健気で美しい。そのメイク&ファッションも気合い入りまくりで、全然大学生に見えないのはご愛嬌だけども。映画自体は、わりと淡々としていて、心情表現がカラッと乾いた感じに描いている所もあって、悩めるミーナを見ていても、そんなに重くないのがよろしい。
 にしても、そのミーナを翻弄する親友クリパとスーラジが、どう見てもミーナに迷惑かける事しかしてない悪友で、自分本位で、すぐ状況に流されて自分の立場を変えるほど浮ついてるようにしか見えないのが、「なんで、こんなヤツと友達やってるんだろ」とツッコまないではいられない。まあ、悪友ほどかわいいなんてこともあるかねえ。

 劇中、なんでも気兼ねなく語り合える親友三人は、それぞれにウソを使って親友を翻弄し、自分にもウソをついてその関係性を変化させたり維持させようとしたりと、"親友であろうとする"ことにプラス要素とマイナス要素を持ち込んでくる。
 それが三人の人生にも影響を与え、周りの人たちにも様々なしこりを残していく。時にポジティブに、時にネガティブに、ウソと本音を使い分ける青春群像劇が、ミーナやスーラジの微妙な変化を繊細に描いていく。その繊細さがいじらしくもあり、刺々しくもあり、清々しくもある。人間関係とは万事、そんなもんなんかもしれないですな。ま、ミーナの対極的な位置にいるクリパに関しては、あんまフォロー的な解決策を描いてくれないのが、ああそう言う関係なのねって感じだけども。
 そうした親友たちの関係性が、時々挿入される解決編(本編からすると少し未来のシーン)でおぼろげに示される新たな(変わらずの?)人間関係との対比になって、人の移り変わりと友情の普遍性を描いていく効果はスバラし。2度見て、タイトルが「季節」と分かった所で「ああ、なるほど」と納得した次第であります。

 あと気になるのが、ミーナがスーラジの誕生日パーティーに来てプレゼント渡した時「ありがとう。そっち置いといて」とか言ってプレゼントをすぐ手放してたけど、ネパール人的にはプレゼントは目の前ですぐ開けるものではないってことなのか、オーストラリア人的にはってことなのかどうなのか?(まあ、その後すぐ険悪なシーンに突入するけども)

挿入歌 Come On Baby

https://www.youtube.com/watch?v=Z7WMdhkLlRQ
*映画冒頭、いきなり始まる遊び人クリパ演じるリーマ・ビシュウォーカルマのアイテムソング! …のわりに、ダンスのキレもセクシーさもいま一つかな…。

プロモ映像 Timilai Ghaam Le Chumda Pani

https://www.youtube.com/watch?v=8HestbP-0U8

プロモ映像 Maya Lagdaina Aba(Female ver.)

https://www.youtube.com/watch?v=tgnUs8U2--A

・Rituを一言で斬る!
「字幕の出ない英語での経営学講義の質疑応答、全くついて行けないっす…Oh No…」


・本作のスーラジ役を演じたラジバーラヴ・コイララが製作総指揮に就任していた、米国オクラホマを舞台にしたネパール映画「Raghav(ラーガヴ)」はこちら
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1942847494&owner_id=3570727
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