大規模な改修が予定されている近場のデパート。テナントの閉店セールが次々と行われていて、「こんなにテナントがいなくなったら デパートがスッカスカだろう」と思っていたら、ツレから「建物の中に市の図書館が新設される」と聞かされて驚く。計画発表されたのが、ちょうど家業の繁忙期の頃。忙しさにかまけて、うっかりニュースや新聞を見逃していたらしい。
10年くらい前、複数の町村が合併して出来上がったウチの市。どの町村も公民館の図書コーナーくらいしか持ってなかったわけで、市なのにマトモな図書館がないというアレな事になっていたのだけれども、これでついに解消されることになる。
しかし、計画で「県内最大規模の蔵書数を目指す」とかぶち上げているけれど、県立図書館並に本を置くとなると、建物の1/3〜1/2以上は使わないと無理なはずで、今テナントで入っている店のかなりの部分が押し出されてしまうことになる。それは少なからず住民の生活に影響を与えるよなと。
一応「開設にともなって、地元住民を幾人か雇用する」とは言うけれど、押し出されるテナントに勤めていた人の数を考えたら、地域経済としてはむしろマイナスではなかろうか。
あと気になることといえば、増築を繰り返しながらではあるけれど、そこの建物はすでに築20年くらい経っている訳で、今後の老朽化などのことを考えると、決して安くつかないのではないかという点。
その辺を考えると、下手にデパートを使うよりは、自前で建てたほうが良いような気がするけれど、先立つものもないんだろうし、どうしようもないのかなと。
そういえば指定管理ということなので、TUTAYA図書館化の可能性もあるだろうか。そうなったら、テナントの文教堂とヴィレッジヴァンガード、道路を挟んで向かいのワンダーグーが怒りの撤退してしまうかもしれない。
eブックオフの在庫処分場と批判されるTUTAYA図書館だけれども、ウチの自治体くらい元々の図書施設が貧弱だと、ブックオフの108円本ズラッと並べられたほうがマシなわけで、そういう意味ではウチの自治体はTUTAYA図書館向きなのかもしれない。
とりあえず図書館化してしまったら、健康と美容を目的として、ショッピングモール内をウォーキングする、「デューク更家のウォーキングエクササイズ講座」は無事死亡なんだろうなと。ウォーキング・デッド。
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