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2016年01月28日15:48

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泣く子も黙る、ブラックダイク

  ブラック・ダイク・ミルズ・バンドを発見!


  ブラック・ダイク・バンド (英: Black Dyke Band) は1855年に創設された
  金管ブラスバンドである。
  歴史は非常に長く、かつては(Black Dyke Mills Band) という名前で
  世界的に知られていた。
  受賞経験も多く、2009年には全英ブラスバンド選手権大会にて
  20回目のチャンピオンとなる。

  


  1816年 : イングランドクイーンズヘッド村 (Queenshead現在のクイーンズ
  ベリー村にて吹奏楽団がP.ワートンにより設立。
  その村にあったブラック・ダイク紡績工場オーナー、J. フォスター
  (そのバンドにフレンチ・ホルン奏者として参加したが、
  バンドは次第に人数減少となり、1837年、メンバーを一新するも
  結局は運営不能となる。

  フォスターは自分の工場に練習室を建て、楽器を買いそろえ工場で
  生産した生地でユニフォームを用意し、そのウィンド・バンドおよび
  工場内から金管、打楽器の奏者を集めて1855年9月、19人のメンバーで
  バンドを作る。
  バンドメンバーはほとんどがクイーンズベリーか近郊の住人で、
  地域社会と強いつながりを持つバンドとして活動を始めた。


  設立して10ヶ月の1856年7月に、ハルで行われたコンテストに参加。
  当時もっとも優れたバンドの一つであったスミス・リード・バンド
   (Smith's Leeds)に次ぐ2位を獲得した。

  ◎メディアへの露出
  1903年8月6日から8日にかけて初めての録音が行われ、5枚の7インチ
  片面盤と20枚の12インチ片面盤(グラモフォン型)が発売。
  また初のラジオ放送は1925年10月5日、設立3年目のBBCが1時間番組として
  5曲の演奏を全英に向けて放送。

  ◎組織転換
  1993年 : バンド運営をより活発にするためFriends of Black Dyke Mills Band
   (ブラック・ダイク・ミルズ・バンド友の会) を設立し、CD や書籍、演奏会の
  割り引きチケットなどを販売すると共に、広く一般からも支援を募り始めた。
  これにより一般社会に対するバンドの露出が大幅に拡大することになった。

  1994年 : バンドの拠点はブラック・ダイク紡績工場のまま、経済的な支援は
  ブラッドフォード・アンド・ビングレー住宅金融組合 (Bradford & Bingley
  Building Society (en)) が行うことになった。

  1996年後半、ブラック・ダイク紡績工場は経営不振に陥り、
  資産売却を迫られる事態に。
  バンドの維持も困難に直面したため、7人の会員からなるバンドの
  運営協会を設立。そして協会が法人を設立し、その法人 (charity と表現
  されている)でバンドの関連施設や資産を買い取った。

  これによりバンドの活動はそれまで通り維持できることになり、
  1996年末をもってバンドの名称から"ミルズ"を除き、
  ブラック・ダイク・バンドとした。
  なおブラッドフォード・アンド・ビングリーはスポンサーのひとつという
  位置づけで支援を続けた。

  
  ◎演奏会
  設立以来、非常に活発な活動を続けている。
  たとえば1897年ではヨークシャーを中心に1月20日から12月25日まで、
  合計103回(系133日)のツアーを行っている。
  また第二次大戦後は全ヨーロッパ、北米、日本などへの海外ツアーも
  頻繁に行う。
  2009年にはシドニーのオペラハウスで演奏会を行った。
  1984年、1990年に来日している。

  ◎コンテスト
  ブラック・ダイク・バンドはヨークシャー地区、ヨーロッパ、ブリティッシュ・
  オープン、全英の4つの大会すべてで一位となるグランド・スラムを達成した
  史上初のバンドである。またそれと同じ1985年に、BBC のバンド・オブ・ザ・
  イヤーにも投票で選ばれている。

  ◎録音
  ブラック・ダイク・バンドはクラシック音楽を始めとして、広いジャンルで
  非常に多くの録音を行っている。
  トロンボーン奏者のダグラス・ヤオ (Douglas Yeo)との共演、
  トーリ・エイモス、ピーター・ガブリエル、ザ・ビューティフル・サウスなど
  との録音もある。

  ◎ビートルズとの関係
  1968年にバンドは、ビートルズのレーベルであったアップル・レコードから
  シングル盤を発売した。
  レコードのA面はレノン/マッカートニー作曲でインストルメンタルの
  "Thingumybob" という曲で、これはヨークシャーテレビ (Yorkshire Television)
  が放映したスタンリー・ホロウェイ (Stanley Holloway)出演の、
  同名シチュエーション・コメディ番組のテーマ曲であった。
  B面はやはりレノン/マッカートニーの「イエロー・サブマリン」を
  金管バンドとして演奏したものであった。
  

  このシングルでは演奏者が John Foster & Sons Ltd Black Dyke Mills Band
  (ジョン・フォスターと息子の会社であるブラック・ダイク・ミルズの
  バンド)で、指揮と編曲はジェフリー・ブランド (Geoffrey Brand)、
  プロデュースはポール・マッカートニーであった。

  このシングルは、アップル・レコードが1968年8月30日に、創立して
  最初に発売した4枚のレコードのうちの一つである (カタログ番号は
  APPLE 4、Apple Records discography参照)。
  その後の1979年にもマッカートニーのバンド、ウイングスのラスト・
  アルバムである『バック・トゥ・ジ・エッグ』で録音に参加している。

  
  ◎その他
  モットーはラテン語で JUSTUM PERFICITO NIHIL TIMETO である
   (何をも恐れず、正しい行いをせよ)。

  現在の首席指揮者はウェールズ出身でユーフォニアム奏者でもあるニコラス・
  チャイルズ (Nicholas Childs) 博士である。
  前任者はトランペット奏者のジェイムズ・ワトソン (James Watson) であった。
  ブラック・ダイク・バンドは現在、マンチェスターの王立ノーザン音楽大学
   (Royal Northern College of Music、RNCM) に招聘バンドとして招かれており、
  ニコラス・チャイルズはその大学の金管バンドの指揮者も兼ねている。

  ◎脚注
  CHAN 4509.pdf (PDF) ミルズ時代にシャンドス・レーベルから発売された
  CDのジャケット及びライナーノート。
  1986年録音時点でのメンバーリストも載っている。
  John Foster & Son Ltd. Black Dyke Mills Band, Thingumybob シングルの詳細。
  Our First Four アメリカで発売、アップル・レコードの最初の4枚のシングルを
  まとめたパッケージ紹介ページ。ブラック・ダイク・バンドの紹介文もあるが、
  The Black Dyke Mills 'Brass' Band となっている。

  ◎参考書籍
  Roy Newsome, 150 Golden Years - the history of Black Dyke Band,
  World Brass, London (2005).

  ◎参考音源
  Theme to Ground Force Ground Force (BBC で1997年から2005年まで
  放送されたガーデニングの番組) のテーマ曲、MP3ファイル
  Free RIngtones いわゆる無料着メロ

  Wikipedia󾬭

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