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2016年01月13日17:07

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「超論暴論」外論〜猛牛の3投手、北九州で人命救助!

 オリックスバファローズの小松聖は福岡・北九州市で勤め人をしていた経験があり、白仁田寛和は糸島市、佐野皓大は大分・佐伯市にそれぞれ実家がある。そんな九州に縁がある猛牛の右腕3人衆は、自主トレーニングも九州、それも小松かかつて勤務していた北九州市のJR九州のグラウンドを利用して行なっていた。北九州市には以前バファローズでプレーし、後にトレーナーとしても在籍した吉良俊則氏がいて、彼の協力も仰いでの練習となったが、吉良氏を含む4人が今週の火曜日に人命救助という大手柄を立てたという。
 この日、彼らは通常のメニューを終えて球場外の施設から拠点としている宿へと帰る途中、住宅街の片隅でうずくまっている高齢の女性に気が付いて駆け寄ったところ、下半身に傷を負ったために動けぬ状態であった。そこで白仁田がこの女性を背負い、数百m先の自宅まで運んでいったというが、家の人もおばあさんが身体の大きな男性たちに助けられて帰ってきた事に驚いた事は言うまでもない。女性は即刻医療施設へと搬送されて手術を受けたそうであるが、その後の経過が順調という事を聞いて4人は安心したと聞く。
 この日、北九州市は気温が10℃に満たない寒さであったが、女性は齢96という超高齢というから、もしも小松らが通りかかっていなかったら生命の危険もあった可能性は高い。当然ながら救急隊の方々や女性の家族からは感謝されたが、白仁田は「立ち上がれない状態であったので、僕たちが助けた事は当然と思う」と語る。しかし、そうは言ってもいざそうなったらなかなか行動には移せない訳であり、彼らの人命救助はまさしく「あっぱれ」であろう。
 そう言えば、昨季の小松はウエスタン・リーグの試合で登板していた時に、打たれたファウルボールが場外の駐車場に停めてあった自分の愛車に直撃し、修理に出すという悲劇にも遭った。今回の年明け早々の善行は、彼にとっても良き事の気配かも知れないし、それは白仁田や佐野にとっても一緒と思う。野球の神さんも、時には目立たぬ面々にあらゆる形でスポットライトを当ててくれる。


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