mixiユーザー(id:1417947)

2015年12月12日20:55

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1940年代美術・・・

 今日は暖かなとても良い天気でした。
 午前中、お袋の所に行って、その足で栃木県立美術館で開催されている、
 「戦後70年:もうひとつの1940年代美術」を観て来ました。
 これが素晴らしい美術展でした。
 出品されている絵は、栃木県所縁の川島理一郎や清水登志、小杉放菴、川上澄生、
 荒井寛方、古川龍生、刑部人、濱田庄司などばかりでなく、
 上村松園、赤松俊子(丸木俊)、宮本三郎、棟方志功などの絵も展示されていました。
 多くの画家が従軍して絵を描いていますので、中国の絵や戦争の絵も出ていました。
 中でも、吉田博の「急降下爆撃」は斬新なアングルから描いていて、良いと思いました。
 丸木伊理・俊夫妻による「原爆の図」の一部も展示されていました。
 僕は初めて見たのですが、凄い迫力だと思いました。

 説明の字が小さかったのですが、僕としてはよく読んだ方だと思います。
 特に、戦争中でも、聖戦美術展とか大東亜戦争美術展など、
 国威発揚が目的なのでしょうが、美術展が開催されていたのには驚いてしまいました。

 その他、戦争中の漫画や子どもの絵本、あるいは着物なども出展されていて、
 多角的に1940年代を理解する事が出来るようになっていました。
 子ども向けの防諜協会のフクちゃんの漫画や、双六なども展示され、
 双六には「鉱道はワシントンへの突撃路」の言葉も書いてあり、
 国を挙げて戦争に取り組むような広報活動をやっていた事がよく分かりました。

 本のチョッと見るだけと思って軽い気持ちで行ったのですが、
 それぞれの作品や展示に引き込まれてしまい、予想外の時間が掛かってしまいました。
 美術展で、僕は滅多に図録を買わないのですが、今回は図録を買って来ました。
 美術館のHPに一部絵も出ていますので、宜しければご覧下さい。
 http://www.art.pref.tochigi.lg.jp/exhibition/t151031/index.html


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