昨日、自分の席で漫然と書類を読んでたら、総帥がつかつかと前にやってきた。
で、箱からドーナツを一つ取り出すと差し出された。
「えっ、なんでドーナツくれるの?」
「アントラーズがナビスコ杯を制したお祝い」
「あっ、昨日はそうだったんだ。それはおめでとう」
彼はうちとこの部の親しい何人かにドーナツを配ると悠然と去っていった。
彼が配ったドーナツはこれ。
お昼どきにおにぎりを食した後、美味しくいただいたよ。
彼のことはこの日記の中で度々登場させてるけど、アニメ面のことしか触れてなかったと思う。
改めて紹介しとくと。
アニメに関しては神のごとく細部まで知悉していて、僕らのちっちゃいサークルの理論的指導者を担っている。
さらに狂信的なアントラーズフリークで、年休を取っては奥さんと一緒に鹿島まで出張る。
というと、ダメダメサラリーマンの典型のように聞こえるかもしれないけど。
さにあらず。 実は多くの部下を率いるバリバリマンなのだ。
その中には当然、女子もいる。
一人は背丈がちっさい子。 もう一人は黒目がやけに勝ってる子。
で、僕らはこの子らをぽぷらちゃんと扇ちゃんと呼んでいる。 もちろん本人らは知らないけど。
ということで、ドーナツのことなんだけど。
これはなかなか秀逸な食物だと思う。
どこが秀逸かというと、美味しいのはもちろんだけど、菓子なのかパンなのか判然としないところが優れている。
なので、おやつにもお昼の食材にも両方なりうる。(夕飯にする人はあんまりいないと思う)
真ん中の空洞がカフカ的な不条理を表象しているところも並みじゃない。
僕がこのアメリカンな食物に初めて出会ったのはいつの頃だったかなあ。
たぶん、保育園生時代だったと思う。
お袋がフライパンで揚げてくれたお手製のやつ。 形状的にはあんまり洗練されてなかったけど、美味しかった。 当時の好物の一つだった。
その後はあんまり接する機会がないままだったような気がする。
だって、ウインピーのハンバーガーや小池さんのインスタントラーメンみたいにドーナツをトレードマークにするキャラもいなかったし。
揚げパンでなにを選ぶかとなると、日本の生んだ最高傑作、カレーパンに走ったこともありでねえ。
それがドーナツの存在に再び目を向かされたのには、やはりミスドの影響がある。
今回総帥が配ってくれたのはクリスピードーナツだったけど。
ミスタードーナツはなにしろそこら中に展開したからねえ。 我が浦和駅東口にもある。
通はダンキンドーナツを好んでいたという説もあるけど。
そりゃ、マックに背を向けてウェンディーズに通ったようなもんではなかったかと思う。
このミスドでは多くの人がショーケースの前でどれにしようか考え込む。
しかし、僕はそれはない。 初めから決まってるので。
オールドファッションド。 これが一番。
ミスドに関してはそのほかでもお世話になっている。
毎日のお弁当箱はスヌーピーのとこれをかわりばんこに渡されてるもんで。
そのミスドのドーナツ大好物な魅惑的なキャラがいる。
キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード
またの名を忍野忍。 またの名はロリ奴隷。
物語シリーズで主人公の阿良々木暦に憑く最強の吸血鬼だ。
その忍がヒロインになるはずの傷物語、物語シリーズの出発点にして最高傑作。 3年前からファンを待たせに待たしたその劇場版がいよいよ制作に入って、お正月には公開されるらしい。
今回ドーナツをくれた総帥と見ねば!の決意を共にしているところだ。
で、最後はドーナツに絡んだ歌を。
ジョーン・バエズのドナドナド〜ナじゃないよ。
つっても、やっぱりやけに語呂合わせだけど。
これ、学生やってた頃にやけに流行った。 で、イカしてると思った。
ホットスタッフ Hot Stuff ドナ・サマー
https://www.youtube.com/watch?v=wPlV2dzXWCw
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