トランスポーター イグニション・メイズランナー砂漠の迷宮・探検隊の栄光・ヴィジット観てきたよ

■トランスポーター イグニション
あー。特に可も無く不可も無く、平凡な映画でした。こいつ死ぬんだろうなと思ったキャラは確実に死ぬ、そんな表も裏もない捻りの無い脚本でした。

■メイズ・ランナー 砂漠の迷宮
なんだか退屈な映画でした。主人公のキャラも光らないし、サブキャラも光らないし、場面だけはいろいろ転換するけど、特に盛り上がりもしない……という残念な出来。前作の、サブキャラそれぞれに個性と役割のあった見事な構成はどこに行ったんでしょうね？　前作クライマックスで突然世界感が広がったように、今回もギミックがあるのかと思ったらそれも無く。砂漠にも大した迷宮はなく。なんかこう、小さい。次の三作目がラストのはずですが、今回は予告も無し。何の根拠も無いけど前後編に別れそうな気がする。

■探検隊の栄光
川口浩探検隊をイメージしてもらって、その制作の裏側を描いた喜劇、という感じですかね。クライマックスで寝てしまったけどまあまあおもしろかったです。

■ヴィジット
これは眠気が覚めた！　すごく面白くて、凄く怖かった！　母親と疎遠な関係にある祖父母の家に、６日間だけ遊びに行くことになった姉弟のお話です。祖父母それぞれに秘密があるらしく、ときおり異常な行動を見せられるが、土曜日になるまで帰れない……という。これ以上何を書いてもネタバレになるし、ネタバレ後に観るのは勿体無い映画なので詳細は控えますが、ホラー好きにはたまらん出来だと思いますよ！　観て観て！　ゆいいつ残念なのはエピローグで、こんなんいらんねん……と思いました。弟よ、いらんこと言うたな。そうそう、タイトルですが、『訪れた』のは姉弟だけではなかった、というダブルミーニングになっています。これも秀逸。


劇場版の偽物語の予告を観て思ったのですが、シャフトは『物語シリーズ全作品アニメ化プロジェクト』のトリを飾ろうと思ってあえて後ろに持ってきたのかな、と。始まりのエピソードを最後に映像化する、と気取ってみたものの、なぜか原作が終らずずーっと続いてしまっているので困ってるのかなあと、そんなことを考えました。