１５秋アニメ最終回その１０

○ガッチャマンクラウズ・インサイト☆☆☆☆
まさかここまで社会問題に踏み込んでくるとは思わなかった。
民主主義の欠陥である多数決の危うさ、「空気を読む」ことの恐ろしさ、ネットによって直接民主主義も可能となった今、一歩間違えればレミングに成り果てかねない集団的狂気の姿を、ビジュアルとして示してくれました。
何を考えてるかわからないヒロイン、釈然としなかったベルクカッツェ編の解決方法が、これでやっとスッキリしました。
こんな深いテーマとは知らんかった。
この監督、映像センスだけの人かと勘違いしてました。

○食戟のソーマ☆☆☆☆
「味っ子」では常軌を逸したリアクション芸、「焼きたてジャパン」では延々と続くノリツッコミ、そしてソーマでは「エロリアクション」と、なぜか料理マンガではこういうふうにしないといけない決まりがあるようです。ｗ
一番の売りはエロですが、「包丁人味平」の頃に比べたら格段に料理のうんちくは専門的になりました。
その間にはバブルもあって日本人の舌が肥えたこともあるんですが、もう簡単は手を出せないジャンルですね。
料理の描写だけでなく、鍋の振り方や包丁の使い方も正確で、ちゃんと取材してるんだなという感じ。
作画面ではベストに近い。

○ToLOVEるダークネス☆☆☆
今期はAT-Xで謎光なしバージョン流してくれないし、ここでぶった切るとは何たること。
やっぱマングローブの倒産ショックもあるし、なんとか皿を買って貰わないことには業界ピンチの現れなのか。
ストーリー的には３話もあれば済む話をエロで引き伸ばして１クールにしてるわけですが、肝心の絵のリビドーが少し下がったように思えます。
なんだろ、サラっとしてるというか粘り気が消えたような・・・・よほどイリヤのほうがある。
力の入れどころを間違えないでいただきたい。