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2015年08月24日20:41

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2015東北の旅-13−酒田まるぜん

夜は「まるぜん」へ。
誰か(日本酒が好きな呑兵衛の)友人とかと一緒ならば「久村の酒場」かなぁ・・・って思うのだけど、一人だし。酒量よりも何かゆったりと、まったりと落ち着いて飲みたいってのもあったので。
最近、「相棒」に出てくる「花の里」みたいな飲み屋にちょっと憧れていて。ああいう店のカウンターで右京さんばりにお銚子を・・・ていいよねぇ。どうにかそういうシーンが似合う年齢にもなってきたし。

花の里とはちょっとイメージ違いますが、女将さんが一人で切り盛りしているお店です。
女将さん---ってよりも「お母さん」って感じの方。和服に割烹着。。。これがいいんだわぁ。優しく素朴なのだけど、どことなく気品あふれる感じの方で、んで、本名が「小林幸子」さん。

お店の外観は確かにちょっと入りづらそうではあるモノの、入ってしまえばなかなか雰囲気のよい、かといってお高いイメージでもなく。
コの字型のカウンターの上におばんさいが載った大皿が並べられていて。小料理屋的なイメージでもあります。案外、こぢんまりで、店内は明るくて清潔。気品はあるけど暖かい・・・そんな感じの店です。

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お客さんは他には、地元のサラリーマンとみられる3人組だけ。店内の壁に大型のTVが据えられていて、ちょうど「生活の知恵」的なネタ番組やっていて(番組名がわからない)そんなの見ながら女将さんとたわいもない会話しながら頂くお酒は絶品。

お酒は酒田の地酒=菊勇の冷酒を。

ここはその日のおすすめが壁のボードに書かれていて、そこからチョイスもできる(銀ダラ西京焼きを注文)のですが、女将さんが客の雰囲気と飲んでいるお酒に合わせて、おすすめ料理を出してくれます。
まずは山菜の炊き合わせ。←ムチャクチャ美味い。てか、菊勇吟醸にスゴく合う。
次に冷や奴にオクラのみじん切りが乗ってるやつ。オクラも美味いんだけど、豆腐が手作りで絶品。
山形−庄内地方は地の野菜がいろいろあって。京野菜−京懐石は有名ですが、それに劣らず庄内野菜&料理ってのがあるのですね。
で、庄内のミニキュウリの浅漬け。私、基本的にウリ系は好きじゃないんですが、これはなかなか旨い、てか、暑い日の冷酒に合う。かなり苦みがあるのですがゴーヤとも違う、不思議な味です。食感は固いキュウリ(まあ、キュウリですので)
日本海で採れた赤イカのいかそうめん。これもぬるぬる−タウリンいっぱい。

「だだちゃ豆」というのは本当は庄内−鶴岡のある一部で採れたモノだけをいうのだそうです。で、旬はお盆の頃とかで。
「だもんで、これは『だだちゃ豆』じゃなくて早生の茶豆なんだけど」←正直、女将さんの誠実さがわかります。といって出されたモノがまたハンパなく美味い。

極めつけは〆で食べた、「飛島産岩海苔のおにぎり」 米は「天日干しの『はえぬき』」を使用してるとのこと。
これがとてつもない。
具は入っていません。小振りの茶碗一杯分ぐらいの量の、ちょっとお焦げのあるゴハンに軽く醤油がまぶされてるだけ。それを海苔で包んであるだけ。
なんか笑っちゃうくらい美味しい。炊き方とかもあるんだろうけど、「はえぬき」恐るべし。
先ほどのミニキュウリと福神漬けが付いて、420円なんだけど、ただのおにぎり1個=420円ならばそれは高価いけど。
値段以上。いや、これは凄い。

写真は食べログから
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その他リンク
http://tabelog.com/yamagata/A0603/A060301/6005014/

で、お勘定は3800円。結構リーズナブル。結構満腹。若干、飲み足らなくはあるものの、私は美味い肴だとあまり酒量が上がらない人なんです。
ホテル帰って寝酒に上喜元で一杯飲み直しますか・・・

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