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2015年06月16日06:50

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都響・サントリーホール定期15日(二人の作曲家の目線!)

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シェーンベルク:ピアノ協奏曲 op.42
ラフマニノフ:交響曲第2番 ホ短調 op.27

指揮/アンドリュー・リットン
ピアノ/ウィリアム・ウォルフラム

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今回のキモは、「ほぼ同じ年に生まれた作曲家が、こうも違う音楽をかいたのか!」ということ。シェーンベルクは、時代を先取りした新しい音楽。ナマ演奏で、この曲を聴いたのは初めて(?)ですが、多彩な魅力を楽しんでいるうちに、あっと言う間に、終わっちゃいました(苦笑)。ピアノ、繊細さと現代性がある好演だったし、管弦楽も現代的感覚。この音楽は新鮮だし、未だに古くなっていない。20世紀になっているのに、ベートーベンやブラームスなどのような従来型音楽を創っていてもしょうがないよ。いいものを聴きました指でOK。私の「お気に入り」に加えます。ブラヴォーです。

後半のラフマニノフは、よくもわるくも19世紀を向いた音楽うれしい顔。最近人気ある曲なのがよくわかる、誰にでも楽しめるもの。ただ、私にとっては、ちょっと冗長であるけどね(^^;)。第三楽章が、いかにもラフマニノフ。三界さんの見事なクラリネットに導かれ、濃厚なロマンの世界に。弦のメリハリと弱音、オーケストラのバランス・ハーモニーも見事で、とても美しかった。もっと色付けされたロマンチックな演奏を期待した向きもあったでしょうが、私は、この日くらいで、ちょうどいい。これ以上甘くやられては、気恥ずかしくなるウインク。リットン・都響は、熱を込めながらも耽溺しない演奏で、これなら、私も自然体で楽しめる。(ただ、第四楽章って、自分には、まとまりがなく取って付けたようなのですが、この曲が好きな方にとっては、そういうこともないのでしょうね・・苦笑)。

アンドリュー・リットン、都響とは三度目の共演とのことですが、先日のアメリカ音楽といい、今回といい、スマート・柔軟な演奏で、私はとても好感です。定期的に招聘してもらいたい指揮者ですわーい(嬉しい顔)


なお、ラフマニノフの好演で嫌な気分もすっ飛んだものの、シェーンベルク終了後の、P席からの執拗な大声の連呼(「ブラヴォー」のように聞こえたけれど、実際は「ブーイング」だったらしい!!??)の男、どうも「札付き」らしいですね。休憩後に排除され、出入り禁止になったとの情報も!当たり前ですダッシュ(走り出す様)。ホール・事務局も大変ですねえ、こういう、おかしな輩が出没すると・・たらーっ(汗)。確か、前回のサントリー定期では、開演前だったけれど、同じP席で喧嘩があった。しばらくP席は鬼門だな(冗談です)。コンサート通いも、こういうトラブルに遭遇するリスクがある(^^;)

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