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2015年06月07日01:33

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予告犯・ランオールナイト・サンドラの週末観てきたよ

■予告犯
前情報一切無しで観たんですが、面白かったです。原作はヤンジャンらしいから、コミックなんでしょうね。ネット上で炎上した会社や個人を狙って、『制裁を加える』と動画SNSで犯罪予告を行う新聞紙を被った男。『シンブンシ』と呼ばれるようになった彼は、回を重ねるうちに人気を高めてゆく。その本当の目的は……という感じの話。ネカフェの端末を踏み台にする手口に固執する(いずれ手口がばれて網を張られるのは自明なのに)ところに違和感を感じましたが、それも伏線のうち……だったのかな? 警察が物的証拠を手がかりに普通の操作を行ってる様子が見えないのも、ちょっと不自然ではあったけど。そこらへんを差し引いても面白かった。シンブンシの犯行動機やエンディングなんかは、ひょっっとすると原作とは異なっているのかも知れないなあ。もし本屋に行ったときに憶えていれば探してみるか。

■サンドラの週末
舞台はヨーロッパのフランス語圏のどこか。金曜日の夜に解雇の予告を受けたサンドラが、解雇を撤回すべく土日に同僚過半数の同意を取り付けようとする話。この映画、劇伴が全然ありません。曲がかかるのは、カーラジオから聞こえるのが2〜3曲くらい。主人公は鬱病患者で、完治したって言ってるけど抗鬱剤を乱用してて何かにつけて薬を飲みまくる。同僚はボーナス1000ユーロかサンドラ復帰かどちらか選べと社長から言われていて、サンドラは私を選んで頂戴とえんえん同僚のもとを巡る。説得ではなくてお願いなので、サンドラは特に自分を解雇すべきでは無い理由とかは述べず、『お願い』『だめ?』『ああそう……仕方無いわ』みたいなのを繰り返すだけ。つまりどういうことかというと、気が滅入ってうんざりする映画でした。これは見るのが辛いわ。

■ラン・オールナイト
また今週もリーアム・ニーソンか……と思ったんですがこれが面白い! リーアム・ニーソンにハズレ無し、ですね。男臭くて色気は全然ありませんが。ニューヨークのヤクザ(マフィアって雰囲気じゃないんですよね、なんとなく)の殺し屋の主人公ジミーは、息子マイケルから嫌われて孤独な生活を送っていた。ヤクザの元締めショーンの息子が麻薬の売人を殺すところを目撃してしまったマイケルは、命を狙われる。ショーンの息子は親の制止を聞かずマイケル宅に殺害目的で侵入し、駆けつけたジミーに殺される。ショーンはジミーに、息子もお前も殺すと宣告する……てな話。前編ハードボイルドで緊迫感があってドキドキします。タイトル通り一夜だけの逃亡劇なので、科学捜査やハイテクの出番もなく、オールドスタイルのどんぱちやカーチェイスだけですが、それでもちゃんと面白い。地味な絵面でも、カーチェイスやヘリが出てくるシーンは大半CGなんでしょうがね……。でも面白いからいいんだ! あっという間に上映回数が減っていきましたが、良い映画なんだから売れて欲しいよなあ。今時こういうのは流行らないのかなあ。

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