http://www.sanrihama.jp/rakkyo6.htm
らっきょうは、糖質が多少めだつ程度で、ビタミンやミネラル
などわずかしか含まれていなく、栄養学的な価値はあまりありません。
ところが、らっきょう独特のにおいの中にその効能が隠されています。
においの正体は「硫化アリル」という物質で、これが「畑の薬」
と言われる薬効を発揮しています。
硫化アリルは、ビタミンB1の吸収を通常の7倍にも高め、血液を
浄化して血行をよくし循環器系の機能を正常化します。
特に、胸が痛んで呼吸が苦しくなる心臓性嘆息に効果的です。
また、すぐれた保温作用があり、冷えによる腹痛や下痢などにも
効果があります。
さらに、血便を伴う急性腸カタルや慢性腸炎、風邪による咳や痰、
狭心症などの胸の痛み、消化不良による胃のもたれ、神経の高ぶりに
よる不眠やイライラ、梅雨期の神経痛による痛みなどにも
効果を発揮し、高い抗ガン作用をもっています。
また、らっきょうの細胞が破壊されるときに作られる物質に
「アリシン」という成分があり、これはビタミンB1を活性化し
病原菌に対する殺菌効果を高めます。
らっきょうの成分 ( 100g当たり )
タンパク質 0.6g カルシウム 6.0mg ビタミンB1 0.03mg
脂 質 0.1g リン 150mg ビタミンB2 0.02mg
糖 質 12.6g 鉄 0.2mg ビタミンC 10.00mg
繊 維 0.3g ナトリウム 1.0mg ナイアシン 0.90mg
灰 分 0.2g カリウム 100.0mg
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