mixiユーザー(id:429476)

2015年05月04日19:16

644 view

ダブルブッキング SOLO LIVE2015 「温野菜」 前編

ダブルブッキング SOLO LIVE2015 「温野菜」に行きました。
フォト

前回のTHE GEESEのライブ日記にも書きましたが、私はこの日、生まれて初めて昼・夜と単独ライブに行ったのです。行きに電車は止まるは、チケット道に落とすは、諸々大変な目に遭いながらのライブのはしご。

最初、THE GEESEと日程が被ってて「マジかよ〜、もう、ギース、チケット取っちゃいましたよ〜。ダブルブ諦めようかな・・・。」と思ったのですが・・・。散々悩んで結果行くコトにしたのです。だって、ダブルブ、次に単独いつやるか分からないもん(^_^;)。
あと、黒田さんのツイート。『全部新ネタです。過去のネタを焼き直したりも一切しません。』という一言。これは行くよ。力の入った言葉。

久々に渋谷のユーロスペースに行ったら迷った・・・。あんなところにあるんだっけ?O−WESTのそばだってのは、何となく記憶にあったのだが、そこまで行くのに迷ったよ。そんなに複雑な道じゃねえのにな・・・。道玄坂のラブホテル街にある。何でも、最初、下北空間リバティでやる予定だったのだが、いとうせいこう氏から電話がかかってきて、「折角だから、ユーロライブでやったら?」と勧められたと。黒田氏のツイッターに『本当は僕らのような若手芸人が出来るような会場じゃないんですが、せいこうさんのご好意で、ここで出来ます』とあった。

ダブルブは、希少なコンビだと思います。“毒”を笑いにまぶす芸人は結構いる。でも、“悪意”を笑いに転化させる芸人って、そうはいないと思うんだ。私が1番好みだった、“悪意”を笑いに変える芸人は、今はなきCUBEだったんだけれど。CUBEというか、石川氏ってコトになるのだろうが。
あと、今だと、ラブレターズが、もう少しこなれてくると、上手く悪意を笑いに転化する芸人になるんじゃないかな?と思っている。

毒より、悪意を笑いにする方が難しいと思うんだ。それをこなせる人は、きっと、本当に、“人間的に何か問題がある奴なんじゃないかな?“と。少なくとも、そう思わせる部分がないとダメなんじゃないか・・と。そう考えると、川元氏は、ぴったりそうなんじゃないかと(ごめんよ、川元さん)。
以前、元号泣・島田氏(だったと思う)が言った言葉。「川元は、絶対人を信じないからね。」 この一言に、全てが集約されているような気がします。それでも、きっと、嫁さんのコトは信じている・・・よね?川元さん!
川元氏は、人の善行やら、善意やら、そんなものも全て疑ってかかっているのだろう。そう思わせるこの感。好みです。
しかし、そんな人間不信な男に、何故か神は“でも、顔は可愛い”という要素を与えた。私には、それが面白くて仕方ない。前述の島田氏が「川元、顔は可愛いんですよ。可愛いんですケドねぇ〜・・・。」と言っていたコトも付け加えておく。

グッズを売っていました。クリアファイル。フライヤーと同じデザインだった。EDで言っていたが、本当は、水も販売したかったらしい。ラベルに『渋谷のきったねえ(汚い)水』と書いて販売したかったんだそうな。しかし、原価120円を130円で売るので、200本売っても、儲けが殆ど出ず、「何じゃそら?」というコトになって、このグッズ販売は流れたと。あったら買っていたかも知れない、“渋谷のきったねえ水”(川元氏が言う言い方を想像して読んでほしい)。

結構ネタを作ってしまった後に、ライブのDVD化が決まり、「これ、収録できるネタが少ないじゃん!」となり、1本おまけでネタが追加されるも、それも、毒満載のネタだったのが、ダブルブらしい。ダブルブ的には、コレがギリポップなんだろうな・・・。

※以下、ダブルブッキング SOLO LIVE2015 「温野菜」の感想を書きます。ネタバレになる部分もあると思いますので、ネタバレがお嫌な方は、ここから先は、読まないようにして下さい。尚、このライブは、DVD化するそうです。・・・どの辺りまでDVD化出来るのかは不明だが・・・。

それでは、ネタバレOKの方のみいらっしゃいませ〜。

ダブルブッキング SOLO LIVE2015 「温野菜」
会場:渋谷ユーロライブ

※以下、お品書きです。
・オープニング
・「フェニックスの目を奪え」
・幕間 マリオ キノコを食べる
・RPG
・幕間 パラパラ漫画
・渋谷駅前
・幕間 泥棒大会
・人質
・幕間 早口ことば
・Respect
・幕間 若手芸人のギャラ
・漫才
・リハビリ
・エンディング
・挨拶
・おまけの1本 手術する少年と野球選手
(幕間はネタの合間に全て入っていた記憶があるので、1本忘れたらしい・・・。)

・オープニング
野菜と格好良いダブルブの映像・・だったと思う。

・「フェニックスの目を奪え」
博物館らしき場所。中央の台の上に、ガラスケースに覆われた宝石がある。
銭形警部(黒田)がいる。警部「ルパンの奴、この“フェニックスの目”を奪うと予告してきおって!しかし、これだけ厳重な警備なら、手も足も出まい。」 部下らしき刑事(川元)に、警部は指示を出す。警部「川元君は、あちらの入口で待機。」 刑事「はい。」 刑事がはけると、警部はほくそ笑む。警部「へへへ。誰も、とっつぁんに化けてるって気付かない。これで、ゆっくりフェニックスの目を奪えるって寸法さ。」 警部は、実はルパンが化けていた。
しかし、すぐに刑事が報告に来る。刑事「警部。」 警部「何だね?」 刑事「向こうにいた警察犬が臭かったんで、制汗スプレーをかけたら、犬が何処か行っちゃいました。」 警部「あれは、人のだからね・・・。」 刑事「顔面に、こうブシューっと・・・。」 警部「大丈夫だ。警察犬がいなくても、君1人で何とか出来るから。君は、それくらい優秀だから。」 刑事「はい。」 持ち場に行くのを確認し、ケースを開けようとすると、、また、刑事が戻ってくる。刑事「警部。」 警部「・・・何だ。」 刑事「拳銃の弾を入れるところに、ピーナッツを入れたら取れなくなりました。」 警部「何故?何故、そんなコトをする?」 刑事「なので、撃つと1発目はピーナッツになります。」 警部「大丈夫だ。玉はあと5発ある。5発で頑張れ。」 刑事「分かりました。」 刑事、また持ち場に行くが、また戻ってくる。警部「・・・今度は何だ?」 刑事「バットを振り回してたら、あそこに展示してあった、縄文土器を壊してしまったんですが。」 警部「あのなぁ〜・・・。ここ、博物館だぞ?あれ、いくらすると思ってんだ?」 刑事「・・・高価ですよね?仕方ないんで、僕、プレステ3を売ります。」 警部「それでも、全然足りないよ!」 刑事「じゃあ、ソフトも何本か売ります。」 警部「それでも無理だよ!」 刑事は他にも、犯罪(ドラックだっけ?)に手を染めていたり、クズ刑事だった。警部「今日〜は許す!全て許すけど、今言ったコト、明日以降の俺に言ったら、絶対ダメだからな!」

警部とのやりとりの中、刑事が何かを怪しみだす。刑事「警部・・・おかしいですよね?全部許すって・・・いつもの警部なら、そんなコトは言わない・・・。」 警部「・・・。」 刑事「まさか・・・。」 警部「?!」 刑事は、一旦引っ込み、バースデーケーキを持ってくる。刑事「ハッピバースディ・ツゥー・ユー♪」 警部は正体がバレたものと覚悟していたが、刑事はサプライズがバレたと心配したのだ。ケーキを持って来る刑事。警部「嬉しいケドね・・・今、このタイミングじゃないでしょう?」 刑事「・・・ふふ。やはり。アナタは警部じゃない。あの刑事たちは気付かなかったようだが、アナタの誕生日は先月だったはずだ!」 警部「・・・なるほど。バレちゃしょうがねえや。」と、ベリベリと顔をはがすと、刑事「こちらも・・」とベリベリと顔をはがす。警部「・・・まさか、銭形・・。」 刑事「次元だ。」 警部なルパン「次元?!オマエ、何、俺のコト騙してんの?」 刑事な次元「警部だと思って、ひっかけようとして。」 警部なルパン「そもそも、次元。オマエ、逃走用の車を運転する役じゃ・・・。車、どうすんだよ?!あ・・五右衛門か?」 刑事な次元「五右衛門は無理だ。五右衛門が『首のここんところ叩いても大丈夫だ』って言うから、思いっきり斬鉄剣のこっち(刃のない方)で叩いたら、失神したから。」 警部なルパン「オマエ、本当に何やってんの?」 そんなコトをやってるうちに、侵入がバレ、彼らは銃で撃たれる。ルパンに拳銃の弾は当たるが、ルパン「ふふ・・。このフェニックスの目を持ってる奴はな、不死身になれるんだよ。」 次元「あ、それは無理。さっき偽物と交換しておいたから。」 ルパン「えぇ〜!?」 

ダメ次元と、苦労人ルパン(笑)。これ、フェニックスの目に触っていれば、命は大丈夫・・みたいな設定だったかな。

・幕間 マリオ キノコを食べる
マリオ(川元)が公園に呼び出される。「マリオさん、キノコ好きでしょ?」と言われ、木の根元に生えたキノコを食べるコトに。やたらやさぐれたマリオ。「これ、大丈夫なの?店で買ったやつじゃないけど?そもそも、俺、キノコ全般嫌いなんだよ・・・。」 マリオな川元氏。キノコを食べ、気持ち悪くなって、吐き続ける・・・。「オエ、オエ」えづく川元マリオ。

・RPG
RPGな王宮。王様(黒田)の前に、勇者(川元)が傅いている。王様「勇者よ。半年間の魔物退治、ご苦労であった。」 勇者「はい。王様。」 王様「オマエの経験値を見させてもらうぞ。」 後ろのスクリーンに、データが出る。L1 H2 人見知り38 陰口28 ロリコン128 モノマネ48・・などと書いてある。
王様「レベル1?!レベル1って低すぎないか?」 勇者「はい。家にずっと籠って魔物を退治する策を練っていたので。魔物と戦ってないので経験値は上がっていません。」 王様「旅に出てないのか・・?・・・そういえば、魔法の剣を持っておらんじゃないか。あれはどうした?」 勇者「あれは、家のタンスが、こう・・ガタガタしていたので、その下にかませてあります。」 王様「何て使い方をしとるんじゃ!ヒットポイント(H)2って、これ、危ないぞ?」 勇者「はい。油断すると、すぐ死んじゃうんで、注意しながら生活しなくちゃいけない。」 王様「人見知り38って・・・高くないか?」 勇者「まぁ・・そうですね。」 王様「陰口が28.。人見知りで陰口って、ほぼ、引きこもりの2チャンネラーじゃないか。」 勇者「そうですね。ほぼそうです。」 王様「そうなの!?じい、落ち着け!これでも勇者だからな。魔物を退治してもらわないといかん。・・・このロリコン128って何だ?」 勇者「あ、大丈夫です。僕は、上は16歳までイケる口なんで。・・ところで、ここのお姫様って確か16歳じゃなかったでしたっけ?(嬉しそう)」 王様「じい、牢屋はあいておらぬか?」 勇者「えぇ!姫と2人っきりにしてくれるんですか!」 王様「このタイミングで、そんなコト思うか!・・・ところで、このモノマネというのは?ここまで行くと意味が分からないが・・。」 勇者「モノマネが結構出来るんです。『井上〜陽水です〜』」 王様「・・・これで、良くレベル48になったな・・・。」 勇者「こんなのもあります。『こんばんは!田原俊彦ですっ』」 ほか、長淵などもやるも、全て微妙クオリティのモノマネ。王様は困惑するも、勇者「実は、ただ引きこもっていたワケではありません。ネットで仲間を探し、仲間を増やしておりました。」 王様「なんと・・・。」 勇者「今日は、その仲間を紹介します。」 仲間が入ってくるも、王様「皆、手に変わった武器を持っているな・・・。・・コレは楽器ではないのか?」 勇者が指揮をとると、仲間たちは、ドラクエのテーマを演奏しだす、勇者は高らかに、その曲に乗り唄い出す。♪彼女の目に映るグラス、彼女に乾杯〜みたいなそんなムード歌謡みたいな歌詞だった。王様「牢屋に入れておけ!」

・幕間 パラパラ漫画
川元氏作の泣けるパラパラ漫画。川元氏は絵の説明をまずする。「彼は両親とも死に別れて、天涯孤独で・・・。」 黒田氏「それ、口で説明するの?その部分を漫画にするんじゃないの?」 パラパラ漫画。男が1人走っていたら、車に轢かれて死ぬ。川元氏「泣けない?」 黒田氏「泣けないって、展開が唐突過ぎて・・。」 次、「彼は、彼女に振られて・・・」 黒田氏「さっきから、泣かせる部分は、口で説明なんだよな。」 パラパラ漫画。走る男。、木を見つけて・・首つり自殺。川元氏「泣けない?」 黒田氏「怖いよ!」 ほか、男がいるも、天から岩が落ちて来て死亡。次、カップルの話。黒田氏「あ、こういう愛がある方が良いよ。ラブストーリーね。」 カップルの頭上にハートハートがどんどん大きくなりカップルの上に落下し、カップル死亡。結果、どんな話も最後、死んでしまう。

・渋谷駅前
暗転中。ナレーション『彼は、雨の日も、風の日も、渋谷駅でご主人様を待っていたのです。』
明転。スーツ姿で、SM用のさるぐつわをかまされ、手を縛られた男(川元)。JR駅員(黒田)「あのね・・・。待ってももう、来ないと思いますよ。ご主人様、もう、諦めた方が良いですよ。」 男「モゴモゴ・・・」 駅員「とって喋ってくださいよ・・・。」 男、さるぐつわをはずし「いえ。ご主人様に待っているように言われたので。」 駅員「でも、もう3年でしょ?もう来ないと思いますよ。」 男「いいえ。僕は、ちょっと長めの放置プレイだと思っているので。」 駅員「ここでやられるの迷惑なんだよね・・・。京王線の方でやってくれない?」 男「いえ。この場所って言われたんで。ハチ公の横のこの場所。」 駅員「いつまで待っても来ないですよ・・。中年M公なんで、そんな銅像絶対立たないしね・・・。」 駅員は、説得しようと、キツイコトを男に言うも 男「そんなコトでね、僕をイカせられると思ったら大間違いですよ!」 駅員「そんなコト思ってないよ。帰って!」と男を叩き、男「・・・あんハート。」 駅員「ちょっと感じたの?」 男の電話が鳴る。男「はい。そう、待ち合わせ場所?そう、M公の前ね。」 駅員「え?待ち合わせ場所として認識されてるの?これは、ひょっとしたら、銅像の可能性あるかなぁ・・・。」
駅員は、とあるコトを思いつく。駅員「・・だったら、新しいご主人様を紹介してやるよ。」(と言って、服を肌蹴ると、その中は亀甲縛り。) 駅員もM男だったのだ。駅員「うちの女王様、良いぞ。熱い蝋燭を垂らしてくれるぞ。顔にもたらしてくれる。」 男「こっちはもっと凄い。火のついた蝋燭を食べさせてくれる。」 駅員「それは、大丈夫なのか?・・・こっちの女王様は、たらされた時の反応が悪いと鞭で叩いてくれるぞ。」 男「こっちはもっと凄い。リアクションが悪いって、戸籍を売られたから。」 駅員「えぇ!それは罰が厳しすぎないか?・・てか、オマエ、この世にいないコトになってるぞ?」 男「税金払わないですむから、良いんだ。」  

これ、オチをハッキリ覚えてないが、このまま話がエスカレートするんだったかな・・。

・幕間 泥棒大会
若手芸人2人+川元氏で、いかに、黒田氏に気付かれぬよう、黒田氏の持ち物を盗めるか・・という、泥棒大会を行う。川元氏「席が1番黒田から離れてるから不利だな・・。」
黒田氏、昼飯を買ってきたようなのだが。黒田氏、気付かない・・というか寝てしまう。そして、皆ガンガン取る。スーツ、眼鏡、傘、パスタサラダ、雑誌、・・・1番取っていたのは、席が1番離れていた川元氏。スーツの盗み方が凄かった。凄く堂々と取っていく。でも、黒田氏、特に何も言わない。
最後、黒田氏に事情を説明する。黒田氏「・・・殆どないね(苦笑)。」
黒田氏は、人が良いんだろうな(^_^;)。あと、川元氏が何かやっても、そんなに反応しないような・・・。川元氏に何かされるのに慣れてるんだろうな。(笑)
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する