帝京24
東芝38
帝京はよく頑張りました。しかし、初戦のNEC戦と同じく、最初のぶつかり合いのとまどいから前半開始早々に2トライ取られてしまいました。NEC戦ではそれを取り返せたのですが、日本代表6人を擁する東芝相手にそれはあまりに重すぎました。それでも後半だけ見れば、
帝京19
東芝17
ですから、立派な戦いぶりです。
東芝も一切手抜きせず、「これが社会人トップリーグのレベルだよ」ということを教えてくれました。
現役オールブラックスのスティーヴン・ベイツ(前回ワールドカップの優勝メンバー)、現役スプリングボクスのフランソワ・ステイン(前々回ワールドカップの優勝メンバー)も投入し、日本の大学生に「世界レベル」を身を以て教えました。
NEC回戦のハーフタイム後のインタビューでは、帝京の岩出監督が「最後には学生の若さがものをいう」と言い、その通りになりました。しかし、終了間際の相手ディフェンスライン裏へのキックは、今回は駄目でした。東芝もしっかり分析していました。
2006年の早稲田は、二回戦で社会人トップリーグ4位のトヨタを破り、準決勝でトップリーグ1位の東芝に43−0で敗れました。
今回のNECはトップリーグ10位、東芝は同3位ですが、ここまで帝京が戦えたことで、日本選手権から学生を締めだそうという声は小さくなると思います。学生の1位は、トップリーグ中堅チーム並みの力は充分あることを示したのですから。
http://www.rugby.or.jp/2014/schedule_disp02.shtml
あとは、他大学が本気で帝京に続いてくれるかどうかです。
「相手が帝京じゃ仕方ない」というようなことを、早慶明が思うようでは困ります。
早稲田が最後に日本選手権に優勝したのは、昭和62(1987)年でした。そのとき、故・木本監督(横河電機)は「早稲田は大学選手権優勝じゃ駄目なんだ。過去に4度日本選手権を取っているんだから、日本選手権を目標にしなきゃ駄目なんだ!」と春から選手に活を入れて鍛えました。
日本選手権で優勝経験のある早慶明は、そうであってほしいと切に思います。
シックスネーションズは、第2節まで終わりました。
第1節
ウェールズ16−21イングランド(カーディフ)
イタリア3−26アイルランド(ローマ)
フランス15−8スコットランド(サンドニ)
第2節
イングランド47−17イタリア(トゥイッケナム)
アイルランド18ー11フランス(ダブリン)
ウェールズ26−23スコットランド(エジンバラ)
今度の土日はお休みで、第3節はアイルランド対イングランドの対戦があり、これがほぼ優勝決定戦になると思われます。
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