ここのところ我が家に来ているヒヨドリは落ち着いています。門の横のハクモクレンにとまっているときなども、これまでは人が通れば慌てて飛び去っていたのに、ちょっと警戒の様子を見せはしますが、飛び立ちません。
またまた寒空が戻ってきた昼下がり、キーッ、キーッと鳴きながら、蕾を付けているハクモクレンに一羽舞い降りました。続いてもう一羽やってきました。二羽ともふっくらしていますが、先客のほうは少しほっそりしていて、スタイルがいいです。番い(つがい)のようです。仲良く蕾をついばみ始めました。
まだ蕾なのだから花がかわいそうと思い、逃げることを予想してガラス戸を開け、カメラを構えました。これまではカメラを向けた途端に飛び去っていたのに、この日は二羽とも見向きもせずについばんでいます。それでも時々こちらを横目で見て首をかしげ、まるでポーズをとっているような感じさえします。
従姉妹が自宅の庭に実っているスイートスプリングを持ってきてくれました。カメラを手にしている私を見て「あら、何を撮っているの?」と声をかけてきたましたが、二羽はどこ吹く風。ことによったらこのヒヨドリ夫婦、人間に対して心を許すようになったのかも……。
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