mixiユーザー(id:91293)

2015年02月15日06:11

359 view

ドイツという先達

13日、ドイツ・ドレスデンで戦後70年の記念式典があった。

ドレスデンは連合国によって徹底的な爆撃が行われ、壊滅させられた街だ。
中でもフラウエン(聖母)教会は1993年まで「破壊の象徴」として、廃墟のまま保存されていたが、旧敵国であったイギリス・フランス・スイスなどの協力もあって「平和・仲直りの象徴」として再建された。

そのドレスデンで行われたガウク大統領の演説が英文で紹介されていた
http://www.bundespraesident.de/SharedDocs/Reden/EN/JoachimGauck/Reden/2015/150213-Gedenken-Dresden.html;jsessionid=F778F3728D2A3FBAFE77E7D7FDC9D7AB.2_cid293

演説の中で、大統領は過去の敵の罪にのみ焦点をあてて恨みをつのらせ、報復や復讐をかきたてることを強く戒めている。

ドイツでは第一次大戦の敗北と屈辱的な待遇、そして巨額の賠償への反感がナチスドイツを、第二次大戦を生み出したとも言える。その結果、ドイツはもう一度破壊に見舞われ、国が引き裂かれた。
大統領の演説はそれを真摯に反省し、平和的な対話と友好関係の大切さを語っている。

日本がドイツを見習って、かつての敵国と平和的・友好的な関係を築き、未来に向けて守っていくことは世界に誇ることができるだろう。ただ。アメリカの言う「正義」に引きずられる必要はまったくない。日本には日本の正義があり、戦争に加担する必要はまったくないことを自信をもって世界に主張していけばいい。

そして「日本はドイツを見習え」などと世迷いごとを言って対話や友好を拒んでいる国がやっていることこそが、第一次大戦後のドイツとよく似ている、という事実を世界が噛み締めることを望む。

■日米、戦後70年で共同文書発表を調整 首相訪米時に
(朝日新聞デジタル - 02月14日 22:08)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3274426
3 7

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2015年02月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728