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2015年01月31日23:06

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「ベイマックス」 「激戦 ハート・オブ・ファイト」 「エクソダス 神と王」

28日は「ベイマックス」
     「激戦 ハート・オブ・ファイト」、

31日は「エクソダス 神と王」を観に行きました。



「ベイマックス」、

「アナ雪」に続くディズニーの新作アニメですね。
これは当分掛かっているだろうから…と後回しにしていて、
実はその日は「ビッグアイズ」を観に行ったのですが
水曜だけ上映時間が変わっていて観られず 替りに1ヶ月遅れの鑑賞となりました。
ああ、いいアニメだなぁ!
ディズニーとジブリ作品は あるレベルを保障してくれるな。
安心して観られる。お話もアニメ演出も群を抜いて優れているからね。
東京テイストの街並みに日本人みたいな名前の主人公兄弟…だけど
日常の動作・身体の反応はアメリカ人そのまんまだったりしますが(笑)
そんなことは関係なく 楽しく愉快なお話と展開に
(ある意味あまりに上等すぎるあつらえ方だと思いますが、ディズニーだから
それをお約束と思って観てしまいますからね)
ホントに上手いなぁ…と思ってしまいます。
途中からアメコミヒーローものになっちゃいますが
ああ そうなのね…とするっと納得できるのもディズニー印のお蔭なのでは?
思惟太的には
「アナ雪」なんかよりず〜〜っとよかった!
同時上映の短編「愛犬とごちそう」は…
あんなエサのやり方は動物虐待だと愛護団体からクレームが来ないかな??
と心配になりました。
いや、あの犬の動き方にはディズニーの蓄積を感じて
感動してしまうんですけど…ね。



「激戦 ハート・オブ・ファイト」、

13年のダンテ・ラム監督作品。
巨額の賞金を稼ごうと総合格闘技のリングに上る
元ボクサーと元大富豪の息子のファイトを軸に
元ボクサーが間借りする母子家庭の母娘―
破産して飲んだくれた父とそれを支える息子―という
彼らの背景のドラマを盛り込んで
トレーニングシーンでは『ロッキー』を
師弟の絆の醸成では『ミリオンダラー・ベイビー』を思い出させる
大感動作になっている。
あまりに欲張り過ぎ…な内容なのだけれど、お、面白いっ!(笑)
今一つ垢抜けない人情味もものかわ
鍛え上げられた肉体を披露するニック・チョンとエディ・ポンのファイトに
ワクワクしてしまうし、
弟子エディ・ポンの雪辱を期して師ニック・チョンが46歳にして
エディを病院送りにしたその相手に挑む…なんてクサい設定も、
んなアホな…と思いつつ
応援してしまうもんなぁ!(笑)
『ビースト・ストーカー 証人』でも
いや、それはやり過ぎでしょ…と思いつつ
抜群の面白さに脱帽したもんなぁ…(笑)。
その月見る予定のチラシを持ち歩くためにリュックには
『密告・者』のクリアファイルが入ってるしなぁ…(笑)。
香港映画ですがマカオが舞台で、
映画の中で香港から流れて来たニック・チョンが度々
“広東語じゃなくても解かる”みたいな発言をするんですが
マカオって普通の中国語がよく話されてるんですか??



「エクソダス 神と王」、

リドリー・スコットの新作。
モーゼの物語だが、
セシル・B・デミルの『十戒』が聖書物語の趣きだったのと比すと
モーゼの苦悩の物語となっていて、
お話自体の展開はおそろしく早くてびっくりするが
子どもの姿をして現れる「神」と対話することで
モーゼが思考や不安を深めて行く…という構造は、
ある日天啓によって“ヘブライ人の導き手”になった…というよりも
予言により定められた自らの運命に慄き
神を、予言を、疑い
逃れられぬ運命と苦しみながら対峙し続けるモーゼ―という造形が新規で、
10の奇跡を見せ、紅海を割り、果たして“十戒”までたどり着くのか…?
と思っていたのだけれど、
実にさくさくとそれらは見事な映像によって提供され、
モーゼは確かな回答を決して与えない少年の姿の「神」と対話し続けることで
導き手である自分の役割を見出して行く―という構成になっていて、
カナンの地が言われる様な“乳と蜜の流れる地”ではなく
たどりついたそこで、原住民ととの軋轢を予想して
ヘブライ人が“国を建てる”ことの困難を言うところに
今風の解釈があるのだろう。
何しろモーゼは、神との契約を少年の姿の彼と対話しながら
十戒の石板を自ら刻んでいるのだ。
海が割れるのも モーゼの祈りによるのではなく
大規模な引き潮(地震による津波?)のように描かれているし、
十戒の石板が偶像崇拝者の金の牛に投げられることもない。
ここでのモーゼは“神の代行者”ではなく
与えられた役割を苦悩しながらやり遂げようとする真摯な男なのだ。
面白いか?と問われれば
聖書物語としての『十戒』の方が面白いような気がするが、
モーゼを“ただの人”として描こうとした試みは評価してもよいのでは?
実は一番感動したのは…
トニー・スコットへの献辞が出た時だったりするのだが…。

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