mixiユーザー(id:18441979)

2015年01月11日20:02

458 view

『アルキヘンロズカン上』

 マンガです。遍路の実態,いいも悪いもよくとらえています。真剣さが伝わってきました。

 納経帳を書いてくれるお寺の人がパートで雇われているアルバイトだとは知りませんでした。
「ぼくらは納経帳を渡されてそこに文字を書き返却する,それだけだよ」
「仏教のありがたさとか修行の尊さとか,そういったものは,正直あまり関係ない」
「休日には何百冊って納経帳が持ち込まれて,ずっと手元に集中してなくちゃならないのに・・・・・・,やれ,挨拶を返せだとか,返却に心がこもってないだとか,愛想がないだとか,怒り出す人も多いんだ・・・・・・,特に年配の人とか・・・・・・」
 年配の人が怒っちゃいけませんね。・・・・・・でも,わたしもあんまり無愛想なのでちょっとむっとしたことがあります。
「そういうことを言い出す人たちにも甘えがあるんじゃないかって思うんだ」
「自分はお遍路をしているんだから,もっと大切にしろ! チヤホヤしろ! みたいな・・・さ」
「お遍路なら観光客じゃなく,修行者なんだから,腹立てちゃダメでしょう」

夢をあきらめる
「夢を持て! とか,夢をあきらめるな! とか,そんなことを言う人はくさるほどいるのに,上手い夢の諦め方を教えてくれる人やそれを書いた本はないんでしょうかね・・・・・・」 
「・・・しゃべらないからな。自分ができなかったことを,周りにしゃべる人は少ない」
「この遍路だって実は・・・,途中で歩くのをあきらめて帰る人が多いが,君はまだそうした人の話を聞いたことがないだろう」

 この本,『・・・上』とあるんだけれど,『・・・下』が見つかりません。
4 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する