今の仕事は、食品関係なので、今日のような土用の丑の日は、うなぎを売りまくる日だったりします。
まあ、それはそれでいいのですが、最近「ん?」と思うことの中に「夏土用→丼モノを食べる日」というのが定着しつつあるという現象です。
もともと、夏土用にうなぎを食べるのは「“う”のつくものを食べると夏負けしない」という風習にもとづくものです。確かに、うなぎ以外のラインナップを見てみても、瓜、梅干し、うどんなど、食べやすかったり、身体を冷やす作用のあるものだったりで、なかなか理にかなっている食べ物が多い気がします。
しかし、最近の風潮はというと「うなぎ以外にも売りたいから、牛も“う”ってことで牛丼売り出すわ」→「最近うなぎ高騰してるから、代わりにさんまの蒲焼きで代用品提案するわ」→「もうガッツリ系だったらなんでもいいよね。土用の丑の日に丼ものフェア提案するわ」
と、業界でどんどん暴走していった結果、一般家庭にもこの考えが浸透していってるじゃないですかΣ(・□・;)
というか、私より年上の先輩が知らなくて、普通に丼モノ提案していたことに驚きを隠せません( ̄。 ̄;)
昔は、鈴虫と松虫で、呼び名が逆だったらしいのですが、過渡期には私みたいに「えっ? なんでみんな松虫のことを鈴虫って言ってるの? 普通逆なんじゃない?」とうろたえてる人もいたんだろうなあ〜。と思わざるを得ません。
とか思いつつ、何気に土用の丑の日に食べるもの探してたら出てきました「土用餅、土用しじみ、土用卵」
……みんな結構好きなもの食べてたー\(^o^)/
昔は食べるものも限られていたから「土用○○」にも限りがあったのかもなあ〜。
きっと、あと50年くらい経ったら「土用の丑の日」→「丼物を食べる日」って変化していくんだろうな……と思いつつ、コンビニで梅のおにぎりを買ってきて食べた土用の丑の日でした。
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