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2014年06月07日23:19

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病気差別

昔から病気に対する偏見や差別というのはずっとありました。特に、原因がわからない時代では、症状が激しい、死に至る、奇妙なものは非常に忌み嫌われていました。

ハンセン病の場合、皮膚やその他身体の変形、麻痺、脱毛など・・・外観に際だって症状が出て、しかも「伝染る」といわれていたので、差別が強くなった所もありますし、また、宗教的なもの(前世の因縁とか)や性病(特に梅毒)や遺伝的なものなどその他いろいろの偏見が絡んでもいました。

その後、原因もわかり、また伝染力も非常に弱いということ、治療法も確立されたわけですが、それでもなお偏見と差別が続いたところに問題があるということなのでしょう。
しかし、伝染力が強くて未だに治療法のない疾病であったらば・・・どうなっていたのか?

ヒトは原因などががわからなくて、自分の身が脅かされるものに関しては、本能的なのか・・・ものすごく防衛的になりますし、また、差別的にもなります。

昔の疫病・・・天然痘とかコレラなど・・・また、症状が激しい、破傷風など・・・偏見と差別は非常に多かったようです。

いや、昔の人の無知を笑えません。
かつて新型インフルエンザが海外で発生し始めたときに、海外への修学旅行を強行して、そのあげく生徒が新型インフルエンザに罹ってしまって。世間やマスコミの非難を囂々に浴びて、TVで泣きながら謝罪会見をさせられた校長先生がいましたが・・・アレはなんだったんだろう。

少し前までは(今でも?)エイズに対しても偏見差別は強かったですし、精神疾患に関しては昔も今もなんだかんだ偏見はなくなっていません。
一部の遺伝的疾患にもまだまだ偏見があります。

この記事の小学生の
>>「骨や体がとける病気なので、友達がかかったら離れていく」「怖いのでうつらないようにマスクをする」などは本音なんでしょうね。

本当に大事なのは正しい知識を持って、正しく防御することなんですが。
なぜかこういう事象にはデマや偏見や差別が先行します。なぜなんでしょうね?
(ウィルスや細菌など)目に見えないものなんで怖い・・・ 原因がわからないものになんかもっともの理由を付けたい・・・ まあ、そういう事なんでしょうか。

「目に見えなくて我々の身体を蝕むもの」といえば、放射線もそうですが・・・
やっぱり、本質的に同じような事をしている人が多々いますね。

「ハンセン病者を差別してはいけません」ではありません。
すべてのものに対して「正しく怖がる」こと。「正しい知識を持って、正しい方法で防御する」こと・・・またはその『姿勢』を学校は教えていかなくてはいけません。


ハンセン病 誤認識感想文届く
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=2913781
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