東京では日曜日にも様々な催しがあり、もう1泊できれば中藤さんに言われたように昼も夜も複数のライブに足を運ぶことができたところでした。
しかし、28日（月）には立場上外すわけにはいかない仕事が朝からあり、そこは社会人ですから、おとなしく27日（日）のうちに帰らざるを得ません。
しかも札幌時代と異なり、最終便でも17時前後です。夜は音や金時でオオフジツボ、池袋でtricolor、中野のタラの丘にはじょんさんがお出になるようでしたし、昼間は神保町で中村さんがゲストでお出になる奈加靖子さんのライブなどもあったのですが、これらは全て断念せざるを得ませんでした。それでも夕方までの間、行けるものには行っておこうと思いました。
そこで選んだのが、初台doorsで12時半開場、13時開演のスタイルアカデミー発表会、そして「表現」がお出になる豊洲ドームでの地域の催しでした。
スタイルアカデミーというのは、その名からも推測できるように、能登有沙さんらの所属事務所が関係している声優等の芸能人養成所のようなものらしいのですが、この催しで初めて知りました。習熟度の違いで３グループほどに分かれて1日複数回公演をするようでしたが、最も早い回のチケットを予めローソンで入手してありました。
会場の初台doorsを訪れたのは、かつて東京に転勤した直後の4月に吉良さんや濱田理恵さんのライブで訪れて以来7年半ぶりくらいだったのではないかと思いますが、場所などはけっこう覚えていました。その時訪れたのは、亡くなられたeviさんによるevi-night vol.1なる催しで、あがた森魚さんがゲスト、吉良さんが憲法9条の条文にメロディを付けて歌っていたのを覚えています。
京王新線の初台駅で降りたのも、東京オペラシティのDivaのライブ以来だったのではないかと思われます。こちらは5年半ぶりくらいだったでしょうか。
能登さんや松永真穂さんもゲストとしてお出になるというのは、客寄せの意味もあるのでしょう。私もそれで行くことにしたのですが、年齢性別様々な本来の出演者の方々も皆さん初々しく、演技、歌唱にダンス、普段観ることのない様々な分野にわたる発表もそれなりに楽しみました。会場ではアンケートなども用意され、その結果も出演者の今後に影響するようでした。こうした現場での客層に加え、出演者の御家族と思われる方々もかなりお見えのように思われました。
じかに観るのは3年ぶりくらいかと思われる能登さんや松永さんのステージは、1曲ずつだけでしたが、研修生の方々とはやはりレベルの違いを感じました。能登さんを初めて知ったのは首都圏在勤中に偶然に観てだったのですが、その時に感じた魅力は変わっていないと思いました。会場では能登さんのユニット、Stylipsのパンフレットも購入しました。
それからは京王新線と地下鉄を乗り継いだのだったと思いますが、豊洲を目指しました。
川俣正さんによる隅田川からの眺めをテーマにした東京インプログレスなる催しのクロージングイベントで表現と酒井幸菜さんのパフォーマンスがありました。
一連の催しの中では豊洲ドーム内で演奏されたこともあったようですが、この日の舞台は豊洲ドームの傍らの野外で、到着した時には既に表現の皆さんの音楽をバックに酒井幸菜さんが白っぽいひらひらした衣装をまとって静謐さを感じさせる舞踊を披露されているところでした。
皆さん徐々に位置を変えて移動をしたり、古川麦さんなどはホルンを吹きながらかなり遠くまで歩いて行って戻ってきたり。普段聴いているものとはかなり異なる耽美を感じさせる世界でした。
パフォーマンス終了後も川俣正さんらの対談などがあるようでしたが、表現の皆さんが撤収された方に行ってみたところ、8月と9月に表現とmomo椿*で続けて北海道でお会いしたばかりでしたので、また東京に転勤したのかとは思われなかったでしょうが、権頭さんから、あれどうしたのかといった反応でしたので、たまたま東京に来ていたところだったのだと御説明しました。
これから空港に向かって帰る旨を申し上げると、今日は佐藤公哉さんのお母様もいらしていて、これから私と同じくらいの時間帯の飛行機で岩見沢にお帰りになるとのことでした。
佐藤公哉さんも私の顔は覚えてくださっているのではないかと思われたので、会釈しました。
権頭さんは，表現の最新アルバム『琥珀の島』がついに完成したから聴いてほしいと付け加えられたので、近々入手できたらと思っている旨お答えしました。本当はこの日豊洲で入手できたらいいなあと若干期待して赴いたのでしたが。
その後は豊洲からどうやって乗り継いだのだったか、モノレールで羽田に到着し、そんなに時間のゆとりのない中を保安検査場をくぐって帰途に就き、翌日の仕事に備えたのでした。
さて、その週末金曜日にははtriniteにて壷井さんが来函します。
ログインしてコメントを確認・投稿する