☆第５回☆見捨てられた財宝　リプレイ

ネタバレ危険。サン・サレン近郊の遺跡で財宝を発見していない人は近寄らないでください。


これまでのあらすじ：オークの血は何色だァ！！


●アタック04

やる。やってやるぞ。
クリアなんてどうだっていい。
あのオークの寝床のロープで正解を出すのだ。

ゾル　技術点１０　体力点１９　運点９

平均値上等！
カンテラとバスタードソード持って洞窟へ。
真っ先にオークの寝床に入る。

垂れ下がる３本のロープは赤青緑。


さあ、どういう組み合わせで引くか。ヒントは血の色！！

……！（ぴこーん）

全部同時に引っ張ってみるとか！！

番号を足し算。おっ！　先に進めるッ！


石が降ってきた。

打ち所が悪くて、俺は死んだ。ｳﾜｱｱｱｱｱｧｧｧﾝ!!!!!!

どうしてこんなことになったのか、私にはわかりません。
これをあなたが読んだなら、その時私は死んでいるでしょう。
これを読んだあなた。真相を暴いてください。それだけが私の望みです。


登場人物
ゾル　打ち所が悪かった



●アタック05

ゾル、まさかの即死！
負けるか次の挑戦者ダル！

ダル　技術点１２　体力点１９　運点９

技術点１２の力を見せてやれ！
だがまずはオークの寝床のロープ引き。
こんな調子で果たして俺の実力を見せられる時は来るのか。

カンテラとバスタードソード持って洞窟へ。
真っ先にオークの寝床に入る。

垂れ下がる３本のロープは赤青緑。

さあ、どういう組み合わせで引くか。ヒントは血の色！！


血の色……赤を除いて、青と緑を引いてみるってのはどうだ？

結果、またしても石が転がってきてサイコロ２個分のダメージ。４点分痛い。


……ついに外れ続け、ここまで来てしまったか。

では、これが最後の挑戦だ。

赤と緑でッ！！

実は、もうそれ以外の組み合わせがないのだよ。
まだ赤と青の同時引きはしていないのだが、それは緑１本引いたのと同じ番号にジャンプしてしまうのだ。
自動的に外れ確定ってわけ。


さあ、引くぞ。


これが最後だ。これで全部外れだったら笑うしかない。
ていうか、ここまで外し続けた自分自身にすでに笑いが止まらない。


さすがに当たりでした。


仕掛けが動き、石ころは横に転がりこっちには来ない。
そして壁が開く。
中にあったオークの宝はサファイア２個と金の爪！
金なら１枚銀なら５枚。
サファイアは金貨５枚の価値がある。

金の爪持ってると、敵との遭遇率が高まったりしちゃうかなドキドキ。
ってどこのドラクエ３の「おうごんのつめ」かｗ


お金になるもの手に入れたので、ミッキー声の小悪魔シャマカのところに買い物に行きましょう。

いろいろ目移りしましたが、今欲しいもの、それはフック付ロープ！！

オーク退治した後で、穴を降りるのに必要になるのです。
あそこに吊る下がってるロープ、ソーサリー４巻のうめきの橋よろしく消えちゃうんだもんよ。

て、よく見たらこのアイテム、「フック付ローブ」になってる。
「ロープ」（半濁点）じゃなくて「ローブ」（濁点）？

誤植かな？

ふと初期装備一覧にあるフック付以下略を改めて確認すると、そちらも濁点のローブになっている。
正しくフック付ローブ……なのか？

実はこれについてはＦＴ書房に興味深いエピソードがある。
それはＦＴ書房の作品【釘ぜめの迷宮】でのこと。
フック付ロープ（半濁点）というアイテムをイラスト化した時に、絵師さんが間違えて、縄状のロープならぬ衣服のローブにフックのついたイラストを描いてしまい、しかもそれがチェックをクリアして普通に掲載されてしまったというもの。


もしかしてこれは内輪ネタか？　内輪ネタなのか？
いろいろ疑問を抱きつつも、やっぱり穴下る時にはフック付ロープは欲しいよな、というところでサファイア１個で購入したのでした。
他のものはまだ必要に迫られていない気がするのでサファイア１個は残し。
このサファイアと金の爪は、泉の女神さまのところで使ってみたい。

そしてさっそく泉の女神さまの部屋へ。

「女神は金目のものを好む」

ふふ。金貨よりさらに金目なこの金の爪を投げ込んでやろうじゃないの。
さあ、何が起きる？

女神さまが現れた！

「あなたの落としたのは、銅の爪ですか？　それとも銀の爪ですか？」

金の斧と銀の斧の女神さまかよ！　しかもランク落ちてるし！！
この場合、どう答えたらいいんだろう。正直に答えた方が欲張りに思われそうなんだが。
と思って選択肢を見ると、「金の爪」と答えるか、「ダイヤの爪」と答えるかｗｗｗ

銅も銀も選択肢にねえ！！
金とダイヤじゃ遠慮っぽいことも言えねえ！！ｗｗｗ
ていうかこのシチュエーションでこの二択を考えるダル、お前は何者だｗｗｗ

ま、正直に答えておくよ。

「ああっ女神さま、私が落としたのは『金の爪』にございます」
「ふぅん、気をつけなさいな」

女神さまは、金の爪を置いて去って行った。
が、それは金の爪ではなく、金メッキの爪になっていた。

スパイダーマッ「すりかえておいたのさ！」


くそうやられた。
そうか、金目のものを好む女神さまだもんな。金大好きだもんな。金の爪なんて手放さないよな。
案外ダイヤの爪要求した方が良かったのかもしれん。今度気が向いたらやってみよ。

さあ、今回は女神さまに対して大サービス回。もっと投げ込んじゃうよ！
次はサファイアぽっちゃん。

再び登場する女神さま。

もちろんさっきの金メッキの爪に対する文句なんて言いませんよ俺は。
それはそれとして、サファイア分の恩恵をくださいな。

女神「欲のない者よ。あなたに大事なことを教えましょう」

やはり金メッキの爪の件は指摘しなくて正解だったｗ

女神「この洞窟の地下には、決して関わってはいけない壺があります。
　その壺は親切な顔で願いを叶えてくれますが、後で大変なものを要求するでしょう」

この情報とともに運点に１点加算されます。すげえ。これはマジ重要情報っぽい。

壺はとにかく危険。覚えたゾ。


ま、まずはそこまで辿り着かなければな。

この先に待ち受けるオーク戦。これまでは、おお、苦戦って感じだった。
だが今回は武器もあり技術点１２。まったく問題なく蹴散らします。

さらに奥への入り口にたどり着きました。

ここでふと思いついたことがあり、一旦町へ戻りました。
酒場に行って報酬をもらい、さらにアルダマを仲間にします。
この盗賊の技量で、あの穴の入り口を調べてもらえないかと思ったのです。

奥への入り口に戻りアルダマに頼むと、「お安い御用だ」

アルダマはするするとロープを伝って降りていき……そして途中でロープが消え「ボリショオオオォォイ！！」という叫びを残して落ちていきました。

駄目だったか。。。

てか、こんな展開になるとは思わなかったよ。罠を見つけたり突破方法を見つけたりを期待したのだが。

さあ、ではフック付ロープの出番です。

『ローブを着こみ、左手についた鉤爪を穴のふちにかけ（中略）ぶらぶらと引っかかる』



降りられない。


…………。



マジで服の方のフック付ローブじゃねえかああああああ！！！！！！ｗｗｗｗｗｗ




くそう超絶的な内輪ネタにここまで激しく引っかかってしまうとは。
だがこの内輪ネタ、解説なしに楽しめる人は果たしてどれくらいいるのだろうか。

さて。

じゃあ、どうするか。

ちなみにここには「あきらめて帰る」という選択肢はない。
俺は財宝に目がくらんでいる。あきらめるつもりはこれっぽっちもないのだ。

他に使えるアイテムは何も持っていない。
アルダマの他に、マーヴィンという人物が仲間にいれば助けてもらえるんだそうだが、そんな人物には心当たりもない。

そして、他に何も手段がないと、ロープを伝って降りる他にない、と勝手に降りはじめてしまうのだ。
たった今目の前でアルダマが転落死したにもかかわらずだよ？！

そして案の定、ロープは途中で消える。
運だめしに成功したから何とか生き残ったものの、かなり痛い。

だが、問題はそれだけではなかった。

落下の衝撃で、カンテラが壊れ、明かりがなくなってしまったのだ。

真の闇だ。

脱出もままならない。

にっちもさっちもいかない。

そして俺は、地底に棲まう生き物の餌食になるしかないのだった……

■登場人物
ダル　ついにオークの宝の謎を（総当たりで）解く。
シャマカ　正直者の小悪魔ミッキー。
オーク×３　武器があれば雑魚。
アルダマ　仲間になる盗賊。
マーヴィン　謎の人物。仲間になるらしいが？
スパイダーマッ！　犬笛にむせび泣く男。



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