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2014年02月06日08:34

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オールスター・キャンヴァス・ハイ・トップ

フレンチヒールのコンバース 3月発売
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=63&from=diary&id=2751468

アム・スポーツ・フットウェア(銀座。今はない)が発表した、スニーカーの売り上げトップ10の1位。
当時の価格は7800円。2位から10位まで、1万円以下のモデルがひとつもないことが、自分には驚愕だった。1980年頃の話。
バイオメカニクスが取り入れられ始めた頃で、そうしたいわゆる「ハイテク」(当時、そうした表現はなかった。建築でいう「ハイ・テック」ならあったかも)な「アスレティック・シューズ」が欲しかった自分の目には、オールスターは「街履きしかできない軽薄な靴」と映った。「ポパイ」の裏表紙の「プロケッズ・ロイヤル」の広告で「唯一のライバル」として登場しようが、ファッションの記事内で「ド定番」と持上げられようが、自分の購買欲はかきたてられなかった。
その作りもよろしいとはいえなかった。
友達が履いていたオールスターには、左右でレースホールの数が違うものがあったし、トゥの補強テープも左右で貼付ける場所や長さがまちまちで、その切り端も「切りっぱなし」だった。バスケ部の弟はアシックスのキャンヴァスモデルを履いていたが、当時日本製だったそれは、オールスターとは比較にならない丁寧な作りで、テープの端は斜めに仕上げられ面取りもされていた。
「コンバースはアメリカ人が作っている(かつてはUSAメイドだった)から大雑把なんだな」そう苦笑したものだ。
そうして馬鹿にしていた自分だが、アジアメイドに移行する直前のローカットの黒を一度だけ買ったことがある。これが、自分でも驚くヘビロテとなった。ソールは薄く、ラストも細いため、履き心地がいいとはいえないシューズだったが、10年は靴を持たせる自分が、1年持たせられなかった。
ひとえに、合わせる服を選ばないという汎用性によるのだった。
ライトモデルも発売され、モノはよくなっている現在だが、買うつもりはない。
買ったが最後、ほかのスニーカーを履かなくなる恐れがあるからだ。
今日履くスニーカーを決めた後、「ああ、やっぱり上はこれしか着られないな」と嘆息するのが好きなのだ。
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