先日の5月16日(水曜日)・17日(木曜日)・19日(土曜日)・そして本日20日(日曜日)は,今年の司法試験が行われた。
私は,棄権した。
逃げたのだ。
「逃げちゃダメだ」という台詞は,かつて一世を風靡したTVアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の主人公碇シンジくんの有名な台詞。
そして,私は今年,逃げたのだった。
昨年中に受験申込をしておいたにもかかわらず。
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まあ,純客観的に見て,私が今年の司法試験を受験したとして,合格する可能性は万に一つもなかった。
だから,今年の棄権は,今後のための「戦略的撤退」とも言えなくはないのだけれど,しかしそれでもやはり,逃げたことには違いない。
「逃げた」という,その事実をごまかさずに。
そして,あと2年間で残り2回という受験機会を上手く使わなければ。
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今年の試験を棄権することに決めたのが,ほぼ1か月ほど前のこと。
それで,昨日は落語を聴きに行ってきた。
当初は,「今回は日程が合わないな」と思っていたのが,何とかなることになってしまったので(^^ゞ。
いや,決して,この落語を聴くために今年の試験を棄権したわけではありませんよ,決して(^^;。
「柳家三三で北村薫。2012」−<円紫さんと私>シリーズより「朧夜の底」
以前に,この「柳家三三で北村薫。」企画の「空飛ぶ馬」を聴きに行ったことがあったので,今回の,短編集「夜の蝉」所収短編のシリーズもできれば聴きたかったのだ。
ちなみに,この「柳家三三で北村薫。」というのがどういう企画なのかは,これをご覧いただくのが手っ取り早いかと思われる。
http://goo.gl/s24lN
北村薫の「円紫さんと私」というのは,推理小説のシリーズ。
「私」というのは文学部国文科の女子大学生で,このシリーズの語り手。
おそらく,早稲田の学生だろう。
そして,円紫さんというのは,5代目春桜亭円紫という落語家で,このシリーズでの名探偵役にあたる人。
私がホール寄席に出かけるようになったきっかけはいくつかあるのだけれど,そのひとつがこの北村薫さんの「円紫さん」シリーズなのだ。
それで,そのシリーズを,当代の人気者とも言うべき柳家三三さんが朗読劇でも落語でもない一人舞台で演じる,そして作中に出てくる古典落語も聴けちゃう。
なんておトクな企画だろう。
ただ,今回の「朧夜の底」は,同じ短編集の「六月の花嫁」「夜の蝉」と通して理解しないと,落ち着き処が今ひとつ定まらないお話でもある。
それで,同じ企画の「六月の花嫁」は来月,「夜の蝉」は再来月に上演される。
これらについては,その日程に試験を受けるなどという予定はないので,既に入場券を確保してある。
今から,楽しみ(^^)。
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