少しずつ延々と書いているうちに世間では2週間が過ぎ、明日の帝都西荻窪では奇聞屋で蛇腹愛蘭土三姉妹＋生梅があります。
先々週各地をまわって拝見した方々が一同に会する…奇聞屋には首都圏在住当時1度だけ行ったことがありますが、やはり東京の人は羨ましいです。
さて、翌23日の日曜日は最初の行事も午後からなので、ゆっくりと行動開始。山手線を渋谷で降りて井の頭線に乗り換えと、私の方は前日と全く同じ経路。
年明けのロケット姉妹ライブで西永福のお話をした後、ユキさんに昼の商店街もお勧めを受けていたので、S氏を誘って下車してみました。
日曜正午の商店街は、先日の夜よりも人通りやシャッターを開けた店が少なく感じるくらい。商店街の終わりにお話に出ていたサミットも改めて確認し、駅の方に戻ります。折しもお昼どき、噂の麓屋で何かおなかを満たせれば…ということも考えていたのですが、貼り紙によると営業は18時以降とのこと。入店はまたの課題となりましたが、果たして夜の麓屋に入る日がいつかは来るのでしょうか。
吉祥寺に着いて蕎麦屋さんで一緒にお昼を済ませ、13時頃にコピス広場に行ってみると、30分前の会場にはまだ演奏の始まる気配がありません。そこで、昨晩確認し損ねたニョロニョロスタンドを見たり、山野楽器吉祥寺教室の入ったビルや東急の辺りとの間をぶらぶらしているうちに、スタッフの方が機材を整え始め、まず中藤さんと長尾さんが、次いで中村さんが到着し、準備を始めます。演奏が始まったあたりでデッキのステージに近づいてみました。
S氏は最初恥じらってステージに近寄らなかったのですが、多くの人が足を止め始めると恥ずかしくなくなったのか、いつの間にか私の背後近くにいたようです。
昨年2月の渋谷Sundaland Cafe、そして昨晩とメンバーの方々が揃っているところにお邪魔してはきましたが、tricolorとしての演奏を拝見するのは実に初めて。それぞれ手練れの方々なだけに聴き応えがあります。Anniversaryはこの時にも聴いたと思います。
tricolorだと司会進行は中藤さんが担当するのですね。柔らかでよいです。防寒に備えた白いニットのお帽子に白いワンピースのお姿でした。
瑣末なことで恐縮ながら、演奏中何度も「ハッ」と言われるのが耳に残りました。john*さんなども興が乗ったときに言われるのを聞いたことがあるように思いますが、これまで聴いた女性フィドラーさんでは最多だったかもしれません。柔らかくも力強くいい感じでした（私の「ハッ」の原体験はザバダックの「ポーランド」でしょうか）。
長尾さんはどのユニットの時も変わらぬスリリングかつ着実な味わい。
中村さんはtricolorだとアコーディオンやブズーキを担当。JJFの時とはまた違った味わいです。海外からやってきたと思しきボディも鍵盤も茶褐色の大き目のアコーディオン、昨年来目撃しつつも聴く機会がなかったので、実際に奏でられるところに遭遇できてよかったです。
1ステージ目が終わって皆さんに御挨拶。S氏はCDを購入していました。八ヶ岳で合宿レコーディングされた2枚目の発売ももうすぐとのこと。楽しみです。
昨晩阿佐ヶ谷にいたことを中藤さんも覚えてくださっていたようなので、調子にのって昨年渋谷でtricolor１を買った時にお話させていただいたことにも触れると、北海道の者ということをわかってくださったようでした。
中藤さんも北海道にゆかりがあることはその時聞いていたのですが、今年は御来道を考えていることやその時中津井さんらと演奏ができたらといったことを話してくださりました。中藤さんは深江健一さんや中津井さんとユニットを組んでいたこともあるのでしたね。実現を願うばかりです。
15時までに西日暮里を経て千駄木に行くには14時には出発しなければと思っていたのですが、演奏が始まるとやはりお名残惜しく、2ステージ目が終わるまで聴いていました。お別れ際に、S氏を案内して中原さんのイリアン・パイプスを…というお話をすると、中村さんが「古書ほうろうですね。いいお時間を」と言って送り出してくださりました。
さて、急いで移動です（続く？）。
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