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2009年10月01日18:04

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フキコシ・スペシャル・ソロ・アクト・ライブ スペシャル スペシャル

『フキコシ・スペシャル・ソロ・アクト・ライブ スペシャル スペシャル』を見てきました。打ち間違いではありません(笑)。スペシャルが3つも付くタイトルなのです(^_^;)。

20代に作った懐かしネタもあるスペシャルライブで、尚且つ、タイトルが『スペシャル』だったらしい。

世田谷パブリックシアターで、吹越氏のライブ。で、同じビル内にある、シアタートラムでは、大人計画が舞台やってるって言う(笑)。何、ここ。私にとってのディズニーランドじゃん(爆笑)。吹越氏のポスターと、大人計画の芝居のフライヤーが並べて貼ってあるのに、もう、どうしようもない、萌えを感じた。挨拶くらいは・・・したろうね。松尾さんと、吹越さん。

帰りに、ホーキング青山氏を見かけました。「見に来てたんだ〜」と思いました。楽屋に挨拶に行っていたよ。私が舞台でホーキングさんを初めて見たのは18年程前。でも、あまりお変わりはなかったなぁ。

私、ずっと「ラーメンズ好きな人って、吹越さんのライブ好きそうだと思うんだよなぁ〜。でも、あんまりラーメンズ好きで、吹越さんのライブ見てる人いないよなぁ〜・・」って思っていたら、帰りがけ、アンケート書いてたら、横のお嬢さん(どうやら、吹越氏のライブに初めて来たみたい)が、お友達に「凄かった〜。又、来たい。」と言っていて、次に「でも、私、ラーメンズも生で1度見たいんだ。」と言っていた。「あぁ。被った。」と思った(笑)。ああいう仕掛けモノ。ラーメンズフリーク好きだと思うんだ。まぁ、吹越氏の方が、ブッチギリに下ネタ多いケドな(そりゃ、元WAHAHA本舗だもんな・笑)。

※以下、『フキコシ・スペシャル・ソロ・アクト・ライブ スペシャル スペシャル』の感想を書きます。おそらく、このライブはDVDになると思いますので、そちらをご覧になる方は、ネタばれになる部分もございます故、読まれない方が宜しいかと思います。

あと、ぶっちゃけ、吹越氏のパフォーマンスは文字に起こしづらいし、面白さを文章で伝えにくいので、「本当はこの100万倍面白いんだ!だから、頼む。DVD見てくれ!」と言いたい。

それでも、ネタばれOKの方のみいらっしゃいまし〜。

『フキコシ・スペシャル・ソロ・アクト・ライブ スペシャル スペシャル』
会場:世田谷パブリックシアター

※以下お品書きです(タイトルは分からないので、私が勝手に付けています) 順番もあやふやです。
・オープニングアクト〜OP
・1人4役
・居酒屋、瀬久原(セクハラ)
・カール
・たかしとたけし(影絵劇場)
・皆の暮らしのミュージック1
・帽子
・入れ子細工劇場
・モノの名前
・皆の暮らしミュージック
・ボレロ
・エンディングアクト
・おまけ。没ネタ供養

・オープニングアクト〜OP
舞台上に色々なモノが置いてある。舞台後方には大きな紙のスクリーン。椅子、お菓子(カール)、燕尾服、霧吹き、譜面台・・などなど。ぬるりと吹越氏登場。吹越氏は、上に、茶色のオッサンシャツのようなシャツ。腰に黒いコルセット。足にはレギンスのようなモノを履いている。
「片付けてから始めれば良いんですケドね。」 「スイマセンね。段取り悪くて。」 「あ、コレ、独り言ですから・・・今回、自分で付けたタイトルなのに、その大きさに潰されそうでね・・・」(画面を横切ると、文字が見える。『シャル』どうやら、タイトルが見切れているらしい)。「もっと身の丈にあった、タイトルにすれば良かったなって・・・」(吹越氏の身の丈にあった場所にライト。『スペシ』タイトルがちょっと見える) 「こう言っちゃなんですケドね。稽古が夏で。夏休みも取らずに・・・もう、どっか海外でも旅行行こうかと思って・・・」(画面に『スペイン』) 他、『スペ』にまつわる言葉遊びが続く。「あの、今回、以前作ったネタもやります。何故かって言うと、20代に作ったネタって、今やっておかないと・・・正直、もう出来なくなるんじゃないかなって思って。でも、あえて、どれが、前にやったネタかは言いませんので。」

舞台は淡々と片付けられる。霧吹きに圧力をかける吹越氏。「こういうのも前にやっとけば良いんですケドね・・・。」 最後、やっとタイトルが出たと思ったら・・・『セクシャル』 吹越氏「タイトルコレでしたっけ〜?」 暗転。吹越氏が紙の後ろに回り、水で大きな紙のスクリーンにタイトルを書いて行く。凄く美しい。

・1人4役
旦那と、奥さんと、子供と、おじいさんを、1人4役で演じるネタ。言葉尻を引っ掛けて、旦那から奥さんの台詞。奥さんから子供の台詞などと繋げて行く。
場面は、家族のある朝の風景。4人で朝食を食べる。

奥さん「アナタ起きて・・・」旦那「起きてるよ。何か、身体がダルいんだよなぁ〜。」

個人的に、旦那「裸で・・・」 奥さん「エプロンつけて、料理する・・・」という下りが好きだったな。
コレ、良く、頭の中で台詞、グッチャグチャにならないよな。吹越氏は、ちゃんと4役演じ分けます。コレは、以前のライブでやったモノかも。見た記憶があるんだケド。違ったらゴメン。

・居酒屋、瀬久原(セクハラ)
2006年(私の日記を遡ると、何処かにレポがあります)の続編。
漢字遊びです。『燻煮(クンニ)』が名物の、田舎の居酒屋に東京から女性のお客さん。「燻煮。食べる?独特の臭みがあってね。ちょっと酸っぱい。」

他、刑事の現場検証設定で、『腐死(プッシー)』。「コレは・・・腐死(プッシー)だな。いつ見てもこの死に方ダケは慣れないよな・・・。(若手刑事に)オマエ、ちゃんと見ろ!・・気持ち悪い?そうだよな。思ってたのと違うもんな!」私、爆笑。(プッシー=オマンコって分かる人しか分からんネタ・笑) 『飲歩(インポ)』も好きだった。ベロンベロンに酔った上司が、全く立てずまともに歩けない。部下「飲みすぎですよ。立てないじゃないですか〜。ちゃんと立って下さいよ〜。」つまり・・勃てない・・で飲歩(インポ)な。

あと『永頭(エイズ)』で、「永六輔です。私の頭です。」も馬鹿馬鹿しくて好きだった。この時、吹越氏、段取りを間違えたのか、画面見て「あ、違いますね。」と言ってから、「永六輔です。」と物真似したのだが、笑いが起き、「永六輔は良いですね。名前を言っただけで、笑いが起きる。」と言っていたのが、何か可笑しかった。

・カール
舞台の横に、大きな額縁のような木組みがあり、そこに、紐が下がっている。そこで、吹越氏は、カールを放り投げて食べようとするも失敗。吹越氏、手にカールを乗せ、紐にカールをくっつける。カメラを自分で持ち、カールを映すし動かすと、画面には、カールが天高く放られるように映る。ミニチュアの東京タワーを片手に持ち、カールを撮影する。画面では、まるで、カールが東京タワーのテッペンまで投げられたよう。で、吹越氏食べようとするも・・・食べるの失敗(^_^;)。

・たかしとたけし(影絵劇場)
生き別れた兄弟。双子のたけしとたかしの物語。照明を2箇所から当て、スクリーンに、2つの影を作る手法ね。

ある日、街中で、生き別れの双子の兄弟たけしとたかしが出会う。
たけしとたかしはジャンケンで、どちらが兄かを決め、決まらず、指相撲で兄を決め、兄弟は、仲良く暮らす。途中、兄が弟の尻を触り兄のチンコが勃起。風呂場では、兄が弟の痔の具合を見る・・・という日常(か、コレ?(^_^;))を影絵で表現。

ジャンケンは当然、吹越氏が1人でします。個人的にお互いを殴ろうとするも、クロスカウンターがとどかない(実際は、吹越氏が両手を目一杯伸ばしてるだけだから)という場面が好き。吹越氏「クロスカウンター〜!でも、とどかない!」

弟の尻〜は、自分のお尻の影のところに手を持って来ると、もう1つの影も、手の影が映るので、それをチンコに見立てる。

痔の具合〜は、舞台上では、吹越氏が馬飛びのような恰好をして、手を伸ばしてるだけ。影だと、もう1人の人物の尻の穴から手を入れたように見える。どんどん入れて、内臓を掴み、弟「兄さん、それは胃だよ。」 兄「オマエは、何をやってるんだ。世界中の病気を掴んでいるのか?(手がグーになってるから)」 指つっこむ時も「病気にファックしてるのか?」という台詞もある。

コレは以前・・と言っても、もうかなり前だと思うケド・・・やったネタです。コレは覚えてた。

・皆の暮らしのミュージック1
燕尾服を着て指揮棒を持った吹越氏。男女の別れの場面などを、クラシックの指揮者のように、指揮していく。男が怒ると、指揮者は、盛り上がれ〜と手をグルグル回す。男性が黙ると、手をスッと翳し、音を小さくするような合図を送る。

『一期一会』では、お客さんも参加・・させられる。前に座っているお客さん2人を立たせ、吹越
氏、口パクで「今日は。今日は。」と、客に指示。2人のお客さん。向かい合って「今日は。」
で、一期一会。吹越氏「コレをきっかけに仲良くならないように。一期一会じゃなくなりますから。」

・帽子
前述カールの帽子版。帽子を飛ばす吹越氏。帽子は天高く飛び、東京タワーを越え、そして、鳥が咥えて持っていってしまう。画面で見ると、本当に、そう見えるのよ。

・入れ子細工劇場
とある、夫婦の一こまを、時間を細かく刻み、入れ子細工状態にして客に見せる。
コレ、凄い緻密です。途中「あぁ〜!」ってなる。
ストーリーは、旦那が浮気をしており、同僚の村上に、「オマエと飲んでいたコトにしてくれ。」と頼む。浮気相手のみゆきちゃんとセックスしようとするも、みゆきちゃんが『あの日』だった為、出来ず、カラオケに行き、予定時間より早く帰宅。奥さんに浮気を疑われ、弁明するも、ベランダに人の影。その影は同僚の村上。村上は奥さんと浮気してた・・というモノ。

時間軸は凄く細かく『ちょっと前』『それから13時間後』や『16時間前』などとスクリーンに表示される。客はその物語の断片を見せられる。バラバラの断片で、尚且つ入れ子細工状態になった物語の場面を組み合わせると、前述の物語が浮かび上がる・・という仕掛け。

村上が、トイレで帰宅時間を気にするので、時間を告げる旦那。で、その時間を気にしてた理由って、その旦那の為じゃなく、旦那の帰宅を気にして訊いたんだ・・と言うコトが分かった時、思わず「あぁ!」と言ってしまった。

・モノの名前
男がいる。どうやら、今日知り合った女の部屋に来ているらしい。後ろのスクリーンに、男が触ったモノの名前が出る。最初本棚にいたらしく、本のタイトルが出るが、女の部屋を適当に探っているウチに不思議なモノが。男「何だコレ?」画面(マトリョーシカ)。マトリョーシカの中にはドル紙幣や、ウォン紙幣。男「お、パスポートね。」画面(偽造パスポート)。男、指を怪我し、薬箱から薬を出そうと探すも 画面(バファリン、正露丸糖衣A フェミニーナ軟膏)。男「コレで良いか。」とフェミニーナ軟膏をつける。男「何だ、この白い薬?薬・・沢山・・」 画面(覚醒剤。ハルシオン(などの向精神薬の名前が3つくらい出る)) 男、別の場所から、マトリョーシカを見つけ、その中の物を取り出す。画面(ゴムチューブ)

ダンボール箱を見つけ、中を物色すると、画面(バスケットシューズ、ネックレス、指輪、紙袋) 男が紙袋を開けると 画面(注射器)。

流石にヤバイと勘付いた男。逃げようとする。

男が頭に手をやる度『カツラ』と出るのが楽しい。最後、暗転中も『開くボタン』『エレベーターの扉』などと出て、何回も開くボタンや閉めるボタンが押され、男が焦って逃げようとしている状況が分かる。

・皆の暮らしミュージック
テノール歌手の声の伸びをかさ袋を使って表現。曲は『オーソレミーヨ』

かさ袋を繋げたモノに、空気を入れ、かさ袋を伸ばして行く。最後、天井まで届いた時には拍手が起こる。
コレも以前やったモノ・・かも。

・ボレロ
吹越満氏の十八番!
顔型に繰り抜いた紙を顔に嵌め、ラヴェルのボレロに乗って演じます。
もはや、モダンアートです(笑)。

メジャーなモノは、紙に←(矢印)を付けて、身体をそちらに移動させたりするネタ・・かな。
あと、波線や、直線で、状態を表現したり、色紙で感情を表現したりするやつ(赤で怒る・・とか、青で落ち込む・・とか)は昔からやってるからメジャーかな。
他、今回は、紙にマジックテープが貼ってあり、ボールをくっつけたり、紙に木の棒が沢山ついてて、それが、剣山のようになったり、糸が付いていたり。
最後、大きな紙に、色々な模様が照明で映し出された時、思わず「綺麗〜」と言ってしまう私。やってるコトは、スゲエバカバカしいのに(笑)。

タバコの煙が箱から出てくる仕掛けはどうなっていたのだろう??
あと、水と油(混じらないから、青い油が波みたいに動く)も美しかった。

コレ、ガチでボレロ1曲分踊るんだよね。吹越さん。15分くらいあるのに。

最後。画面に『この少し前』。
最初のネタに戻り、男(旦那)「何か、ダルいんだよなぁ〜。」 あぁ、そりゃダルいは(笑)。

・エンディングアクト
ドットの中に、スタッフの名前。吹越氏が手を翳し、影になると、スタッフの名前が浮かび上がる仕組み。コレも美しい!!

最後、吹越氏。紙のスクリーンに、霧吹きで大きく『FUKIKOSI セクシャル』と書く。

・おまけ。没ネタ供養
毎度恒例〜。没ネタ供養のコーナー。

私が行った日は楽日だったので、特別に今までやってたのと違うのをやってくれました。指揮者のボツネタ。サックリ滑り、吹越氏「だから、俺は、勇気があるって言うんですよ!」と言っていた(笑)。「又、次回会いたいなと思います。」「地方公演もありますので、そちらに友達のいる方、そこの出身の方は、ガンガン宣伝して頂いて、一向に構いませんので。」とのコトでした(笑)。

今回の舞台。20回目だそうです。そうか〜そうだよなぁ〜。だって、私、18年前くらいから、吹越氏のソロアクトライブ見てるモノね。そんなにやってたんだなぁ。

吹越氏も言っていたが、若い頃に作ったネタとか、体力的に出来なくなってきたりする・・よね。確かに、今のうちに昔やってたネタ見たいかもって思った。『鼻息バレエ』とかサ。
吹越氏、見た目若いケドね。小柄で童顔だからでしょうか?40代には見えない(^_^;)。相変わらず、きめ細かい白い肌に、強靭な筋肉を持ったお人でございました。そして、最後一言。「吹越さん。本当に、人笑わせるの好きだなっ!」
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