三連休の最後の日。
ボランティア落語は二日連続だ。
だいたい休日は、自宅の全室掃除。晴れていれば布団干し。
買い物。暖かい季節には自宅周囲の草むしり。洗車。
妻が仕事の日は、食事作りなどを行う事が多い。
家事を多くこなしても、時間がかからないようにしているので、
結構空き時間があるものなのだ。だから、ボランティア落語でもやらないと、
かなりヒマな一日になることもある。
昨日までの二連休で、やるべき家事は終了していた事もあり、
今日は午前中に、十分な時間をかけて、落語の練習をした。
「御神酒徳利」「紀州」「武助馬」「味噌蔵」「浜野矩随」
適度にコーヒーを飲むなどのインターバルを交えて、
ず〜っと正座しっぱなしであった。
そのお陰か「御神酒」「紀州」を最後にした今回のボランティア落語は、
とても出来が良かったと感じた。
自宅近くのデイサービスでおこなったのだが、
入浴の介助や、機能訓練などが続いており、多少の騒がしさを感じたが、
集中を切らしそうになりつつも、しっかりと噺が出来た。
施設は横に長いので、演者の僕から見ると、
左右に、落語を聴いてくださっている大勢の高齢者いるという環境。
普段より思い切り顔を左右に向けて対応した。
最初の騒々しさも、落語をしゃべり始めると、
利用者の皆様が集中し始めて、僕に対する目線を強く感じる。
大きな声で、活舌も良好で落語を喋り終える事が出来た。
皆さん、とても喜んでくださっていた。
15時からのおやつの時間に合わせての落語だったらしいが、
プリンを食べながら、思わずスプーンを止めて聴いて下さり、嬉しかった。
今回で二つの演目はひとまず終了。
全5回のボランティア落語は、とても満足度の高いものであった。
前述の噺に加えて「巌流島」「万金丹」も台本読みをしている。
次回は未定だが「武助馬」「味噌蔵」を演じることにしている。
そういえば、春風亭小柳枝師匠が他界されたという。
「八五郎出世」は、小柳枝師匠の動画で台本を作り、
何度も人前で演じた。笑える噺でもあり、泣ける噺でもあった。
とにかく好きな噺家さんであった。残念だけど仕方ないね。
林檎
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