小噺0447 塩分

吹田(大阪府)生まれの神戸育ちというズブズブの関西人であるボクは、黒い関東のうどんのつゆはいかにも塩辛く(しょっぱく)見えて受け付けません。でもその実、関東では濃口醤油を使うので黒くなるけど見た目ほど塩辛くないし淡口醤油を使う関西のつゆより塩分は少ないとか。
でも見た目は大事ですから、底が見える関西風のつゆでないとダメです。たとえ塩分が少々多くても。

と書いていて、ふと長いこと食塩を使っていないことに気付きました。
塩コショウするところの塩は(意識せずに)省略しています。よく食べる炒り玉子にも塩は入れずに納豆のタレの残りを使っています(捨てるの勿体ないですからね)。玉子焼にも納豆のタレの残りだけ。甘くてです。
冷奴には少量の青じそドレッシングがほとんど(本稿0298【冷奴に】からいささか変わりました)。醤油は刺身などにほんの少し使うだけ、最小の200mlのボトルが無くなりません。酸化しにくいフレッシュボトルなので助かっています。

それで満足なんやわ、と本稿0387【DHAとEPA】で色々教えてくれた栄養士の資格を持っている知人に伝えると、彼女曰く
「食塩(塩化ナトリウム)が不足すると『低ナトリウム血症』になるわよ。命を落とすかもよ」
ウソー！エライこっちゃ！摂り過ぎはアカンし、摂らな過ぎもアカンのか。

低ナトリウム血症とは、血液中の塩分(ナトリウム)か不足することで起こる、吐気・頭痛・疲労感・ 筋肉けいれん・食欲不振・ 意識障害などの症状で、重症化すると死に至ることもあるそう。
「過ぎたるは及ばざるが如し」ならぬ「及ばざるは過ぎ足るがごとし」ですね。
特に夏場に汗をかくと水分と一緒に塩分も失われるので気を付けないと。

厚生労働省は、日本人の体格に鑑みた場合、1日あたりの塩分摂取量は男性1.5〜7.5g・女性1.5〜6.5gを推奨しています(2020年)。