mixiユーザー(id:4232901)

2024年01月07日17:32

20 view

劇場版SPY×FAMILY・NOCEBO・サンクスギビング観てきたよ

■劇場版 SPY×FAMILY CODE: White
北国に旅行に行ったロイド達一行が、偶然が重なり軍と争うことになる話。まあ無茶苦茶なんですけど、そういうの気にしても仕方無いし。流れるままに楽しむのが正解だと思います。無茶苦茶予算があるんだろうな、というリッチな画作り。キャラ作画メカ作画も綺麗で、背景美術もバッチリ。劇伴も過不足無くストーリーを盛り上げてくれます。そしてトイレの神に声を与えるのは千葉繁。アーニャがうんこを我慢する描写に長尺を割り当てていて、若年層へのアピールも隙がありません。脚本は大河内一郎。この人2期からシリーズ構成と脚本やってんだね。もっと殺伐とした話になりそうなところをよく我慢したよ。暇つぶしには十分なクォリティの作品でした。

■NOCEBO/ノセボ
原題はNOCEBO。プラセボと何か関係あるのかと思って調べたら、反偽薬だそうで。成分的には無害なものが、患者の思い込みで有害な副作用をもたらす反応のことだそうです。なるほどな。ストーリーは単純で、女性実業家が海外で失敗を犯し、精神にダメージを負う。そこにフィリピン人の家政婦が現れ民間療法を施し一時的に軽快するが、実は……のような話。前半で誰がどういう動機で動いているのかは大方察せられるので、驚きはありません。最後にちょっとした伏線回収がありますが、目を見張るようなものでもない。分かりやすくて平凡という印象。恐くないんだよな〜。明らかにダニのことをノミといい続ける翻訳にもがっかりです。不勉強なんだか、何か意図があるのか分からんけど興醒め。

■サンクスギビング
原題はTHANKSGIVING。ホラーかと思ったけど、オカルト要素は無かった。いかに多彩に残虐に殺人を行うかを魅せる、ジャンル的にはスラッシャー系かと思います。不自然な血しぶきはありますが、スプラッターというほどのものでもない。アメリカの田舎町の感謝祭の日、ブラックフライデーの特売狙いで沸き立つスーパーマーケット。深夜の開店(感謝祭は祝日で基本的に商店は休みだそうな)を前に殺気立つ中、マーケットの店主の娘である主人公が悪友を店内に連れ込む。悪ふざけがエスカレートした結果、客が暴徒化。複数の死人が出る騒ぎになるのがプロローグ。そして1年後、感謝祭を前に復讐者による惨劇の幕が上がる……みたいな話。半額の家電やらスマホやらを目当てに暴徒になるアメリカ人て、たぶんリアルなんだろうな……と思うとげんなりします。ゆえに、事件において加害者と見做された人々が次々に殺されていくのは、不思議な爽快感・達成感・充足感があるんです。外道ども、報いを受けろ! 主人公も、悪ガキ(高校生なんだけど、日本人にはそうは見えん)達の中では比較的温厚なんだけどビッチですし。心情的には、観客は殺人鬼の味方になってしまうんですよね。犯人は意外な人物なのですが、厳密に犯行を行う時間的な余裕があったのかというとちょっと……。ま、スラッシャーを楽しむにはそんな考察は無用の長物かな。サイコパスの自覚にある人は楽しめると思いますよ。実際のところ、トーク・トゥ・ミーよりもずっと良かったと思います。結構オススメ!
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2024年01月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031