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2023年11月05日22:14

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特六節・霊獣のバラード|アリアンロッド2E

先日は自分がGMのアリアンロッド2E(注1)でした。

ネームドモンスター討伐キャンペーンもついに第9回。
次回からは二桁になります。
メイジ系3人+アコライト系1人という歪なパーティでよくぞここまで。
多分最後のケテルまでこのままいけるんじゃないかなーとは思います。

今回はGMPL共にちょっと慌ただしく準備時間が不足してました。
それでもとりあえずボスデータは頑張ったのでセッションは開催できました。
よかったよかった。

◆キャラクター紹介
■名前(PL名):コタロー(ムク)
性別/年齢/種族:男/3/ベスティア:カニス
クラス:エレメンタリスト/シーフ/メンター・センセイ
ゲーム的特徴:
WEBキャラシーはこちら。
http://phirosu.php.xdomain.jp/arian/chara.php?id=1158


今回は前回と同じレベル36のまま参加。
準備時間が短かったためにGMチェックできず。

まあでも活躍は相変わらず。
3連続攻撃が終わったかと思わせて《ラストアクション》からの攻撃継続は驚きました。

ロール的特徴:
ロールは控えめだった今回。
それでも積極的にリアクション返してくれて助かります。
またそのうち重いシナリオもあると思うので、よろしくお願いします。

その他:
キャンペーンを渡り歩くコタローのPLムクさんです。
フィロスたちの遊び方だと、キャンペーン終わるとPCの物語も終わっちゃう印象が多いので、コタローみたいなのがちょっと珍しいですね。
だから今回のような昔のキャラを持ち込むキャンペーンが面白いわけですが。
引き続きよろしくお願いします。

■名前(PL名):フォルティス・イサナペンナ(kou)
性別/年齢/種族:男/19/サハギン
クラス:エレメンタリスト/ニンジャ/プロフェッサー
ゲーム的特徴:
WEBキャラシーはこちら。
http://phirosu.php.xdomain.jp/arian/chara.php?id=1167


短い時間の中で、レベル38にレベルアップ。
本来はGMチェックなしPCは基本却下が多いんですが、今回は特例としてOK。
数値計算のいらないというメタ的な理由で《魔王の領域》を取得。

《アベンジ》にも《魔王の領域》って乗るんですね。
他にも魔術判定は色々ありそうなので応用性が高そうです。

ロール的特徴:
コタローと同じく積極的なロールプレイがとても助かります。
これからもよろしくお願いします。

その他:
このメンバーでは経験浅い方かもですが、レベル40まできたらもう中級者は超えてるでしょう。
キャンペーンもそろそろラストスパートに向けて加速すると思いますので、よろしくお願いします。

■名前(PL名):アルマ・リコリス(青海)
性別/年齢/種族:女/49/ドゥアン(牙爪族)
クラス:ビショップ/サロゲート/プロフェッサー・メンター
ゲーム的特徴:
WEBキャラシーはこちら。
http://phirosu.php.xdomain.jp/arian/chara.php?id=1162

アルマさんもキャラ成長はせずレベル36で参加。
とはいえ、アルマさんの支援はレベル30ぐらいにはほぼ完成してたので、今回の活躍も変わらず。
200点近いバフを仲間たちにかけてました。

ロール的特徴:
今回は名もなきNPCがヒロイン。
ギルドリーダーのアルマさんが窓口になってくれて助かります。
ちょっと予想とは異なる方向で混乱させてしまってすいませんでした。
うまい感じに落としてくれたので助かりました。

その他:
ベテラン青海さんです。
別のコミュニティでセッションして「レベル40経験者」と自己紹介して驚かれたらしいです。
まあ、アリアンロッドのレベル30超は、ちょっと世界が違いますからねぇ。

■名前(PL名):ルージ・スッフルチ(TS)
性別/年齢/種族:男/18/ヒューリン
クラス:メイガス/カンナギ/センセイ
ゲーム的特徴:
WEBキャラシーはこちら。
http://phirosu.php.xdomain.jp/arian/chara.php?id=1168

ルージも成長。
しかしGM未チェック。
今更ながら《異才》で《カウンタースペル》を取得。
メイジ系が3人もいると《ニゲイト》も《カウンタースペル》も3枚あるので怖いですね。

ロール的特徴:
シンプルな省エネシナリオだったので、ルージにはあまり絡むことができず。
そのうち重い話もあるかもなので、よろしくお願いします。


その他:
大ベテランのTSさんです。
もういくつものキャンペーンをご一緒してきました。
アリアンロッドの上級ルールを本屋さんに一緒に買いに行った(注2)のもいい思い出です。
いよいよあの時から夢だったケテル討伐に手が届きそうですね!
一緒に頑張りましょう。

◆あらすじ
■前回までのあらすじ
幽界に迫る異世界からの脅威「黄昏回廊」。
赤く染まった回廊の中に現れるネームドモンスターの姿をした「影」。
凄まじい強さの侵攻に対抗するため、フェルシアは英雄たちを集めて総力戦を決意した。


前回集まったのは、
忍犬の里の期待のホープで、かつて七つの伝承武具を巡る冒険をしたコタロー、
魚人忍法を操り、エルダの生き残りの策略を打ち砕いたフォルティス、
ヴァンスター帝国の密偵にして、不死身の英雄が起こした火の災厄を止めたルージ、
神殿に拾われた孤児で長年神官として働き、ルージと一緒に火の災厄を止めたアルマ、
の4人です。


メイジ系が3人集まるという特殊な編成ではありますが「全滅するまではこれでいいかー」と全員で合意してついにここまできました。


ここまで倒したネームドモンスターは61体。
前回はオリジナルマジックアイテム「ドラグコア」にフォルティスの恋人が閉じ込められ、ロミオとジュリエットばりの悲恋を演じてくれました。
本来だったら順番的にはアルマさん回なのですが、今回は何度か書いてるように省エネなのでアルマさん回は次にスキップ。
シンプルなシナリオにしました。

■オープニング
フェルシアに呼ばれ大神殿に集まる一行。
その受付でいつも相手をしてくれるフィリスが、今日はアルマさんに耳打ちしてきます。

フィリス「ねぇ、今皆さんが対応してくれてる黄昏回廊って、人を閉じ込めるって本当?」
アルマ「えーと、、、」

アルマの中の人「GM、黄昏回廊のことってどれだけ知られてるんですか?」
GM「一応世界の危機なのでパニックを防ぐために部外者に余計な情報は伝えないようにするぐらいの指示は出てます。ただ、ご存知の通り、かなり大規模な作戦なことと、強い罰則とかあるわけじゃないので、フィリスみたいな受付の子も噂程度に見聞きしたりしていますね」

コタロー「ふん、あんなの弱虫が使う卑怯な道具だぜ!」
フィリス「ほうほう、弱虫ってどういうこと?(興味津々)」
コタロー「弱虫は弱虫だぜ!」
フォルティス「ふ、レディが気にすることじゃないさ」
フィリス「ふーん?」
アルマ「フォルティスの言う通りよ。首を突っ込みすぎて、知りすぎてよくないこともあるわ。確かに、人が攫われてることもあるわ。だから、フィリスちゃんも気をつけてね?」
フィリス「はい! でもわたしだって遺跡の街ラインから、伊達に神喚者になってませんから! ただの受付嬢だってなめてたら返り討ちにしてやりますよ!」

笑顔で一行を見送るフィリス。
今回の省エネポイント。
初登場のフィリスちゃんは実は遺跡の街ラインの公式NPCです。
公式シナリオにも登場しており、キャラ造形を省略することができました。

■ウェーブ1
1体目(合計61体目)太郎坊
2体目(合計62体目)ガルダ
3体目(合計63体目)"竜将"ジルニトラ
4体目(合計64体目)麒麟

いつも通り黄昏回廊の最奥部に到着する一行。
そこにはシャドーザーボとドラグコアに閉じ込められたフィリスが。

シャドーザーボ「ふん、生意気なことを言っていたようだが、わしの手にかかれば赤子の手をひねるようなものよ」
フォルティス「赤子のようなものしか相手にしてないからでは?」
シャドーザーボ「魚類の言葉など聞く価値もない。出てこい! シャドー!」

影から現れるのは、大天狗の化け物太郎坊、大きな羽を生やしたガルダ、強固な鱗を持つ将軍ジルニトラ、そして神々しい角を持つ麒麟の4体です。

さあ、戦闘前タイミングの宣言後にセットアップです。
このレベルになると一手一手が非常に重要になるため、最初のセットアップと最初のイニシアチブはルール通り「行動値順に宣言し、行動値順に解決する」という処理をしています。
あーでもないこーでもないと相談しつつ一通り宣言が終わりました。
イニシアチブの宣言が始まるまでにおよそ1時間が経過してました(笑)。

ルージ「ガルダの行動値が60。さすがにフォルティスとコタローも届かない」
フォルティス「しかも、《ヘイスト》と《スロー》で太郎坊も行動順をあげようとしている」
アルマ「ガルダと太郎坊だけが《アデンダム》を持っているから行動させる狙いね」
コタロー「小癪なやつだぜ!」
GM「はーい、じゃあガルダの行動からイニシアチブ始めるよー」

ガルダは超速度でエンゲージしてPCたちを足止めしつつ、シーフ型なので範囲攻撃を繰り広げます。
限界突破しているPCはこれを難なく避けますが、フォルティスだけが《アベンジ》を宣言し攻撃が命中。
超久々のダメージチャンスにGMがてんぱる一幕がありつつも、アコライト型の麒麟の《ディバインフォース》でフォルティスが戦闘不能!

GM「おぉ! 自爆じゃなくて戦闘不能にしたの超久々じゃないか?! やったー!」
アルマ「はい、不死鳥の尾羽根で戦闘不能回復ー」
フォルティス「ふふふ、では反撃といこう!」
GM「うげぇ、一応2回目攻撃するけど……」
アルマ「それは《パトロナイズ》で止めちゃうわ」
GM「ですよねー」

フォルティスのシーン攻撃でボス全員が削られます。
そこから行動値が早いフォルティスの《アデンダム》につながります。
しかし今回のエネミー4体はアコライト型。
巧みなダメコンが光ります。

GM「カバーできる? できるなら《カバーリング》+《カバームーブ》でかばってから《アフェクション》でダメージ0変更!」
GM「残りHPもう少ないので《セルフサクリファイス》で引き受けてダメージ0変更!」

しかし先手を取って場を湧かせたガルダはHPが少なく最初に戦闘不能。
ひとり倒れてしまうとそこからは早かったです。

フォルティスの手番が終わり、アルマの《エンカレッジ》で動いたコタロー。

GM「カバーできる?」
コタロー「《マジックケイジ》いれてるのでカバー不可だぜ」
GM「ぐぬぬ」

《セルフサクリファイス》で味方をフォローしつつ麒麟が落ち、振り直し系を使い切ったジルニトラも落ちます。

GM「これで攻撃終わった? メインプロセス終了?」
コタロー「さっき自爆してメインプロセス終了と同時に戦闘不能になったので《ラストアクション》宣言するぜ」
GM「ここからさらに6連続行動だと?!」

実際6回は不要で、一手で太郎坊が落ちて終了(注3)でした。

■エンディング
シャドーザーボ「ふん、使えない奴らだ」
ルージ「あいつらだってお互いかばい合っていた(注4)じゃないか! 見えなかったのか」
シャドーザーボ「しょせん『影』だ。『影』同士の馴れ合いに意味はない」
コタロー「自分自身も『影』のくせに……」

フィリスの入ったドラグコアを残し、ふっと消えてしまうシャドーザーボ。
フィリスにアルマが近づくと、心の声が聞こえてきます。

フィリス「ただの受付に無茶言い過ぎなのよ……」
フィリス「受付してるだけで神喚者になっちゃうとか……仕事押しつけすぎでしょ」
アルマ「おっと、これは予想していなかった方向性(注5)」
フォルティス「これは神殿の労働改革が必要だな」
ルージ「僕たちにはちょっと口出せないですねー」
コタロー「よくわかんないけど、嫌なことはやらなきゃいんだぜ!」
アルマ「コタローちゃんの言う通りなんだけど……そうも言ってられないわよねぇ」

アルマがドラグコアに優しく触れて声をかけます。

アルマ「フィリスちゃんが頑張ってることはみんな知ってるわ。みんなフィリスちゃんに感謝してる」
アルマ「もちろん、感謝だけじゃダメだってこともわかってるから、わたしからフェルシアさんに話してみるわね」

ドラグコアが砕けフィリスが出てきます。

フィリス「変なこと聞かれちゃいましたね。ごめんなさい」
フィリス「でもわたし、受付の仕事そのものは大好きですよ! これからも皆さんの応援してます!」


◆反省と考察
ロール:3点
ゲーム:4点
ストーリー:3点
ボーナス:3点

前述の通り、ちょっと準備時間が十分でなかったので、なかなか高得点はつけにくい。
PLの皆さんは頑張ってくれているので、それに報いられるようにせねば。

◯良かった点
・レベルが違ってもいい前例を作れた、かも。
・10月スキップして、募集タイミングを調整できた。

◯悪かった点
・想像以上に10月が忙しかった。

個別解説!

・レベルが違ってもいい前例を作れた、かも。
今回GMの準備不足のため、PLさんにキャラ成長を促すタイミングも遅くなってしまった。
そのため、特例として前のキャラシート(レベル36)での参加とチェックなしキャラシート(レベル38)の参加を許可した。
ここまでくるとレベル1や2ぐらいでは動き方が大きく変わることはない印象だったが、概ねその認識はあっていたようだ。
いい前例とは呼べないかもだが、こういうセッションも実現できたのは、まあよかったことかな、と。

・10月スキップして、募集タイミングを調整できた。
ここ最近「月頭に募集して、月後半開催」というペースが増えてしまっていた。
毎月セッションやるつもりなのに前半分はないことになってしまうことはもったいない。
元々10月はイベントが多く忙しいことがわかっていたため、わざとスキップして「前月中頃に募集して、月のどこかで開催」というペースに切り替えられた。
ただこれが次に書く悪かったことにつながってしまったのだが……。

・想像以上に10月が忙しかった。
今回の準備不足の原因。
10月のイベントが重なりすぎてしまい11月頭まで割り込んでしまった。
しかも、募集を前月にスライドした結果セッション開催が11月頭になってしまった。
うーん、これは計算外だった。
まあでも、終わってみたらやっぱり楽しかったので、よかったと前向きに考えよう!




はい、というわけで若干荒の目立つセッションでしたがなんとか1本終えてきました。
アコライト系4枚は正直割り込みが多くて大変でした(笑)。
ここから先はこんなのばっかりかと思うと、エネミー消化スピードも若干落ちるかな?
はてさて、やはりやってみないとわからないネームドエネミー討伐。
残り26体です。がんばっていこー。





(注1)アリアンロッド2E:FEARが出している剣と魔法のTRPG。
いよいよ2024年で発売から20周年らしい。

過去のサプリメントの改訂版が出るらしいが、できたら新サプリもあったら嬉しいなー。

公式HPはこちら。
http://www.fear.co.jp/ari/

(注2)上級ルールを本屋さんに一緒に買いに行った:厳密には一緒にではない。
納品時間間際に部室から交代制で見張りに行った、という表現が正しい。
誰か1人が納品を確認したら、欲しい人分を確保するという荒業。
当時それぐらいアリアンロッドに、フィロスやTSさんははまっていたのだ。

(注3)太郎坊が落ちて:大した事ではないが、太郎坊の最後の回避の出目は「6、6、5」だった。
普通なら6の目2個でクリティカルするが、太郎坊はオリジナルスキルによって「6の目が3個ないとクリティカルしない」という能力を持つ。
クリティカルしない最大の出目が出て、大いにGMは悔しがった。とさ。

(注4)お互いかばい合っていた:感想では省略しているが、竜将軍ジルニトラを筆頭に、ダメコンするときはたいていロールをはさむ。

麒麟「このダメージはわたしが引き受ける。お前は生きろ」
ジルニトラ「キリーーン!」

ジルニトラ「麒麟が救った命だ。お前は残って一矢報いるんだ」
太郎坊「おぉ、慢心したわしを守ってお前が逝くのか」

……やはり書くと長いので省略して正解だと思った。

(注5)予想していなかった方向性:PLさんたちは「フィリスが、事情を教えてもらえないことを悩んでいる」と予想していた。
導入がフィリスがドラグコアのことを質問する導入だったからである。
……言われてGMも「確かに、そのほうがしっくりくるな!」と思った。
ただ公式NPCフィリスちゃんをそこまで闇深いキャラにしたくなかったので、浅めな悩みにした。
もう少しシナリオを推敲してもよかったかもしれない。

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