れいわローテーション・・・

　れいわ新選組の水道橋博士参院議員は16日、
　尾辻参院議長に議員辞職願を提出し、許可されました。
　水道橋議員は、うつ病の悪化によって
　昨年10月から議員活動を休職していたとの事です。
　れいわ新選組の山本代表は、残り約５年の任期を
　昨年７月の参院選比例選で落選した５人が交代で務めると発表し、
　これをれいわローテーションと自らが名付けています。

　公職選挙法では、比例選選出議員が辞職した場合、
　所属政党の比例名簿の次点が繰り上げ当選となります。
　議員の辞職には、議長の許可が必要ですが、
　議長が許可しないのは、理屈が難しいですから、
　法的には可能なのではないかと思います。
　参議院は衆議院と比べて解散がなく、任期が６年となっています。
　解散がない事から、
　参議院では、任期中じっくりと政策を練る事が出来るとするのが、
　教科書的な説明だと思います。
　議員となった人が辞職しなかった場合どうなるかとの話もありますが、
　それは、れいわ新選組の内部の話だと思います。

　僕は、この奇抜なアイディアに驚きました。
　れいわ新選組には、頭の柔らかい人がいるのですね。
　既存の国会議員からは、否定的な見解が出ているような感じです。
　立憲民主党の安住淳国会対策委員長は
　「国会議員という身分は重い。１年ごとに代えるのは違和感がある」と
　記者団に疑問を呈したと報じられていますし、
　自民党の世耕参議院幹事長は「憲法の趣旨に合致しない」と批判したとの事です。
　憲法の趣旨を大きく逸脱して軍備増強を図る自民党が
　何を言うのかとの思いもしますが、
　現職の議員からすれば、そのように言いたくなるのでしょうか。
　比例代表制度では、選出された議員が、
　離党した場合は他党に行くのではなく無所属ならば、
　議員辞職しないで議員を継続するのが多くなっています。
　これよりは、れいわローテーションの方が、多くの国民の声を反映できそうです。
　当選したのに、１度も国会に出席していない議員よりもマシだと思います。

　山本代表は記者会見で「実験的な試み」と言っているとの事です。
　現在の国会の状況に風穴を開ける事が出来るのかどうか、
　しばらく、その取組状況を見ても良いような気がします。

　ここのところ休みが多くなっていますが、
　明日から４日ほど出掛ける予定にしていますので、
　日記などは休ませて頂きます。
　どこに行くのかと気になる方もいるかと思いますが、
　ＪＲ東管内の雪のなさそうな所とだけ申し上げておきます。
　無事に帰ったら、ご報告させて頂きます。


【今日の一句】
　理想です　両手に花と　只の酒