TVアニメ「氷菓」が初放映されてから、10周年を迎えるとのこと。
それでだろうか、テレ玉(テレビ埼玉)で、アニメを再放送している。
ワタシもアニメ「氷菓」は結構気に入っていた。
それに、当時のワタシは北村薫さんの「円紫師匠と私」シリーズや「覆面作家」シリーズが好きで、つまりは「日常の謎(登場人物が死なない推理小説)」が好きだった。
それで、「古典部」シリーズ(「氷菓」はこのシリーズの第1作)のうちのまだアニメ化されていないエピソードを読みたかったこともあり、米澤穂信さんの小説をいくつか読んだ。
「日常の謎」の新たな旗手と評される米澤穂信さんの作品を読んでみたいと思ったのだ。
「古典部」シリーズ全5冊、「さよなら妖精」、そして「図書委員」シリーズのうちの第1作を読んだのだけど。
どうにも、ワタシにはピンとこなかった。
何が、ピンとこなかったのだろうか。
それはたぶん、「こんな高校生、いるのか?」という感触が解消されなかったからだろう、という気がする。
「古典部」シリーズでも、折木奉太郎や千反田えるについてはそれほどでもないけど、福部里志のような高校生が本当にいるだろうか、という違和感はある。
まあ、「古典部」シリーズは主人公たちが高校を卒業するまでは続くことになっているらしいので、続編が出れば読んでみたいとは思う。
折木奉太郎君と千反田えるさんがどんなふうに変わっていくのか、
「わたし、気になります」
なので。
追記
蛇足ですが、「わたし、気になります」は、古典部シリーズのヒロインである千反田える嬢の口癖です。
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