【ラノベ】無職転生#16

『無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜 16』読了。
ネタバレ感想。
オルステッドの方針としては百年後の未来に向けて動く。
ヒトガミのところに行くための秘宝を揃える為には八十年後のラプラスの復活を待たなければいけない。
老ルーデウスでは行くことができなかったってのはこれだな。
それこそ未来へ行く魔術や寿命を延ばす魔術やらがあれば話は別なんだろうけど
それはなかったんだろう。
オルステッドの都合のいい歴史としてアリエルをアスラ王国の国王にする。
シルフィの主だし、ルーデウスとしては願ったり叶ったりだ。
本来の歴史ではアリエルが王になっていたけどヒトガミの影響かかなり劣勢。
王となるための必要な三人。
守護術士デリック。本来ならペルギウスを彼が説得していたが転移事件で死んでしまった。
エリス。前巻でもオルステッドは本来の歴史ではエリスはルークを愛してただの言ってたな。
アリエルの護衛として単純な戦力なら今はシルフィもいるけどフィリップやサウロスが味方についてくれれば
王になるには重要だった。
最後にトリスティーナ。上級貴族の子女だが誘拐されてダリウス上級大臣に何年も監禁、
アリエルに救われて、その件で上級大臣が失脚して第一王子派だったために第一王子の力が失われる。
老ルーデウスの日記にある女盗賊トリスがトリスティーナとも考えられ、元の歴史通りに第一王子の力を失わせることが期待される。
ルーデウスの家族を守るための守護魔獣の召喚魔法陣をもらう。
本当に至れり尽くせりだな。
ルーデウスが実際に召喚してみるとペルギウスの下僕光輝のアルマンフィが召喚されてしまう！？
いや強いは強いんだろうけど、そんなことしたらペルギウスの反感買ってアリエル陣営に引き込むのも難しくなりそう。
結局、契約解除することに。見てる分には面白いが、本人らにとってはひどい事故のようなものだ。
ペルギウスからのアドバイスで動物をイメージしてドルディアの村で出会った聖獣様が召喚！？
これはこれで獣族に怒られないのか？
色々誤魔化すというか仮雇用でレオと名付けてしまう。
ルークがルーデウスに協力を求めたりしてヒトガミの使徒疑惑を濃くさせる。
まあルークを操れるとヒトガミ的にはかなり有利に運べそう。アリエルを操れば一番楽そうだが。
オルステッドから書物を写本しまくる魔王のいる図書迷宮を紹介されて、
そこでペルギウスが真の王と認めるガウニスを調べることでアリエルを認めさせようとする。
アリエルはガウニス王の人となりに落胆することになるが、オルステッドがルーデウスに探すように伝えた本、
デリックの日記を見つけることでアリエルなりの王を見出す。
ルークが泣いてしまったことで本を汚して魔王を怒らせてしまったからもう図書迷宮が使えなくなったのは
残念だがメタ的には便利過ぎて使えない方がいいのかもな。
あるいは危険をおかしてもまた調べに行くこともあるのかもな。
アリエルは死んでいった者達の「遺志を継ぐこと」を王にとって最も重要と回答。
ペルギウスの望む答えではなかったがガウニスの理想と一致したため協力を約束する。
まずは一歩前進だな。
アスラ王国を目指すことになるが王国内の転移魔法陣が壊されたことで王国外に転移することに。
女盗賊トリスと接触したいルーデウス的には好都合だが、提案を却下された話なので少し怪しまれる。
とは言え、王国内全ての魔法陣を破壊できる者は限られ、ダリウス上級大臣がヒトガミの使徒と予想。
あとは北帝か水神辺りが使徒の可能性が高い。誰が使徒か何となく見えつつ、それも予想の範囲で
こういう展開読み応えあっていいね。
間話はギレーヌとエリナリーゼの飲み会？エリナリーゼは身重なので酒は飲まないけど。
パウロとの関係がなかなかに退廃的だけど今ではいい仲間って感じだ。
パウロの死やゼニスの廃人のような状態は悲しいけど、前向きなのがいい大人だ。