2カ月前、30代の知人がダイエットを始めた。
その人は急激に体重が増え、腰痛に苦しんでいる。
未来への希望は薄く、「子供が成人するまで生きれたらいい」と言っている。
メタボが良くないのは「炎症」を起こしやすいからだ。
内臓に脂肪がつくと炎症を起こすサイトカインを出す。
三大死因のガン、心臓病、脳梗塞も、原因は炎症だ。
そして、炎症を起こす大きな原因は「過剰の糖質」である。
その人は、夜に糖質を多く摂る傾向があったので、夜の糖質制限と運動と早めの就寝を勧めた。
「子供が成人するまで生きれたらいい」と言っているが、脳梗塞を起こすと20年30年と寝たきりになる可能性もある、という話もした。
そして、半年後、「10キロ痩せたら一杯おごる」と約束した。
一日3時間くらいしか寝ていないようなので、このままいけば廃人になるだろう。
看護する家族も大変な思いをする。
そんな話もした。
しかして、その人は2カ月で10キロも落としてしまった。
明らかにお腹の出っ張りが小さくなった。
「リバウンドするのではないか」と本人も恐れている(笑)。
「脅し」と「酒」で釣った感じだが(笑)、ダイエットの成功例として教訓を残してくれるだろう。
そして、自分も同じ時期に懸垂を始めた。
一日に2、3セットやっている。
自分の生涯の最高記録は高校時代の15回だった。
その後、30歳くらいまではやっていたが、無理な運動はしなくていいか」と思い、やめてしまった。
そして、30代の終わり頃、何気なく懸垂をしてみた。
「半分の7回くらいしかできないだろう」と思っていたが、予想の半分以下、たった3回(笑)。
それから、また懸垂を始め12回まで回復したが、もうそれ以上は無理のようだ。
ただ、一日1セットしかやってなかったので、2、3セットに増やした。
すると、高校時代を超えて今は16回できるようになった。
「体力は落ちてゆくものだ」と諦めない方がいい。
「人生、どこからでもやり直せる」と確信できた。
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