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2021年12月11日19:38

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ジャック・リーチャー NEVER GO BACK

「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」(Jack Reacher: Never Go Back)観ました。
トム・クルーズ主演の2016年製作のアメリカ合衆国のアクション映画、脚本と監督は「ラストサムライ」でもトムとタッグを組んだエドワード・ズウィック。
その他、コビー・スマルダーズ、オルディス・ホッジなどが出演してます。
興行収入は $162,146,076だから170億円くらい?
これはヒット作だな、と思うでしょ?
でもトム・クルーズ主演のアクション映画としては、とても低い、という評価を受けてしまうんですね。
評論家の評価によると、トム・クルーズの演技と一連のアクションに対する評価は高いけど、プロットがイマイチ、ということです。

これ観るの2回目なんですけど、ストーリーの詳細がイマイチ把握できなくて、説明を読みました。
でも日本語バージョンの説明がほんの少ししかないので、英語バージョンしか読めませんでした。

リー・チャイルド原作の小説「ジャック・リーチャー」シリーズを実写映画化した『アウトロー』の続編ですね。
「アウトロー」を先に書くべきだったのに、こちらが先になってしまって、失敗したな、と思ってます。
原作が全米で大ヒットしたそうなんですけど、日本では映画でしか知られてないのかしら?

普段のトム主演の映画と、ちょっとイメージが違って、ハードボイルド、という感じ。
M:Iシリーズでも「トップガン」でも、トムはアクション映画に限らず、明るくてお茶目、少しコメディの要素も入ったような映画で、そんなイメージのキャラを演じることが多いですよね?
でもこれはお茶目さが影を潜めて、ひたすら「タフガイ」になりきってる感じです。
「原作シリーズでは、2メートル近い身長と100キロ以上の体重の巨漢でダークなイメージのジャック・リーチャーを、小柄で明るいイメージのトム・クルーズが演じることについて、アメリカでは映画製作発表の際話題となった」ということで、
「ストイックで寡黙、孤独を好む。怒りをあらわにすることはほとんどない。正義のためなら手段を選ばず悪を罰するが、良心の呵責といった感情は持ち合わせない。」というキャラを演じるのだから、当然かぁ・・・・。

ジャックリーチャーという人は、「13年にわたって米陸軍憲兵隊で犯罪捜査官として働いていた。陸軍を除隊してからは流れ者となり、アメリカ全土を放浪している。」
ということで、本のシリーズ9作目を映画化したのが「アウトロー」で、今回のは「Never Go Back ーby Lee Child.」という、2013年の小説の映画化なんですね。

今回は、全米を流れ歩いているリーチャーが、久々に軍本部に戻り、軍人時代に同僚だった、というか彼の司令官だった女性、スーザン・ターナー少佐に会いに行きます。
そこで彼が知ったのは、ターナーはスパイ行為で告訴され、今拘束されている、という事実でした。
ターナーの弁護士モアクロフト大佐の説明によると、ターナーは彼女の部下だった2人の兵士殺害に関与している、という証拠がある、と言うのです。
しかしリーチャーは、これが何かの陰謀であり、彼女は誰かに陥れられた、と直感します。
更に、モアクロフトによると、リーチャーは彼の知り合いの女性に、「父親の認知訴訟」を起こされている、リーチャーが15歳のサマンサ、という女の子の父親だ、と主張している、というのです。
そこでサマンサに会いに行くと、反抗的な態度で彼を突っぱねます。
この子、めちゃ悪ぶって、学友からクレジットカードを盗んだりもしてるけど、そして「やっぱり育ちが悪いと子供はどうしようもない子になっちゃうんだ」と最初は思えるんだけど、リーチャーと関わって、否応なしに事件に巻き込まれていくうちに、ほんとはとってもいい子なんだな・・・とわかってきます。
世間の垢に一部は染まっても、子供のうちはまだまだ矯正がきくんですね。
悪い環境に置くと、子供はすぐ感化されて悪くなっちゃうけど、いい人に出会うと、天使みたいないい子になる・・・その人の影響で、というよりも、誰だって元々はいい子なんですよ、と思う。
不運な人生で、ひどい目にあって生きてきた人が悪の道に走ったとしても、最初から悪だったわけではないんですね。
いい人に巡り合うと、その人の中に元々あったいい部分が引き出されて、本人自身がびっくりするほど、「いい子になるって、こんなにいい気分のものだったんだ・・・」と気づくんですね。
「これがほんとの自分だったんだ・・・」って。

リーチャーに面接した後、モアクラフトはハンターという、元
SOCOM (United States Special Operations Command)にいたけど今は傭兵になっている男に殺されます。
そしてハンターはその殺人をリーチャーの仕業、と主張、リーチャーは逮捕され、ターナーと同じ場所に拘留されます。
そこへ二人の殺し屋がやって来たので、リーチャーは二人を返り討ちにし、ターナーと共に逃走します。
もうこの辺りから、これは何か組織的な犯罪に関係しているらしい、それに自分は巻き込まれ、命を狙われている、とリーチャーは気づきます。
更に自分の娘だ、と母親が主張している娘、サマンサの身に危険が迫っている、と推測。
彼女を保護するためにターナーと一緒にサマンサの家に行くと、彼女の里親は殺害され、サマンサが家の隅に隠れているのを保護します。

ターナーとリーチャーは、二人の部下殺しの唯一の目撃者、ダニエルを探し出し、彼が麻薬中毒になっていることを知ります。
そして武器輸送の仕事に従事していたのだけど、武器の一部をごまかして運ぶ、つまり武器窃盗の手伝いをしていたいたこと、おかげで小遣いも麻薬ももらえて、仕事仲間は皆麻薬中毒になっていたが死んでしまったこと(殺された?)などがわかります。
彼も「殺される」、と怯えているので、保護する為に、ターナーの友人の軍警察大尉、アンソニーに彼を刑務所に拘留するように頼むのだけど、護送寸前に敵に待ち伏せされ、ダニエルは射殺されます。

・・・とまあ、大変複雑な内容ではありますが、要は、軍関係の大物が、私腹を肥やすために武器と麻薬の大掛かりな密輸を
しており、周囲が異変に気付いて調査を始めると、皆殺されてしまう、という話だったんですね。
ターナーの二人の部下も調査を始めた途端に殺され、ターナーがその犯人に仕立て上げられた、ということなのでした。
そこまでリーチャー達が突き止めても、ではそれをどうやって立証するのか?が難しいんですよ。
ターナーはその立証に失敗し、窮地に追い込まれます。
さて、リーチャーはどうするか・・・・?

とにかくですね、わかってきたのは、このリーチャーという人は、並外れた頭脳の持ち主で、あらゆる格闘技にも精通していてタフガイ、その他の、様々な特殊能力を持った人なんですね。
元々、米軍の捜査官として、超エリート、伝説的な存在だったのが、何故かそこを辞職し、今はターナーと電話で連絡を取りながら、全米を流れ歩き、行く先々で複雑な事件を解決へ、と導いている、という人のようです。
水戸黄門みたいな人ですね。
ところで、レイの15歳の女の子は、ほんとにリーチャーの娘だったのでしょうか?
それは見てのお楽しみです。

これは2作だけで終わるのではなく、シリーズ化される、との期待を持たれていた作品だったのだけど、この2作目で終了するようです。
やはり、「トム・クルーズ主演なのにこの興行収入?」という、周囲の厳し〜〜い評価のせいなのかしら?

でもこの役はちょっとハードボイルド過ぎて、トムのいつものお茶目さが発揮されない感じなので、たまきとしては、もちょっと陽気な、コメディの要素も少しは入った映画の方がいいので、そんなに残念でもないな・・・。
それより、来年の5月27日封切の「トップガン/マーヴェリック」と同じく9月30日封切の「M:Iー7」を観るのが楽しみです。

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