前の日記からの続きです。
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(前回までのまとめ)
DAPに手持ち音楽を全部入れたい、なら1TBを買うしか、よし買った。
どうせなら、高級品の速度を期待したい、試そう。
★テスト環境について
2015年製造のノートパソコン NEC Lavie M。
Core-i5搭載、メモリ16GB、SSD化、Windows10 64bit。
ノートパソコン搭載のカードリーダーは、そろそろ旧式?だろうから
新しいカードリーダーを試すことにしました。
★カードリーダー運用中風景
◎カードリーダー:ノートパソコン内蔵
(イジェクト時に撮影)
◎カードリーダー:サンディスク
アクセスランプが白色点灯。
◎カードリーダー:レキサー
アクセスランプが青色点灯、メディアを外すと赤色点灯と芸が細かい。
◎カードリーダー:Digio(ナカバヤシ)
アクセスランプは端子側が水色点灯、スマホ側はまだ試していません。
メディアの挿入位置、向き、等は違います。
サンは表向きですが、レキサーは裏向き。
Digioはこの通り、大半が出っ張ります。
★実際の速度を計測してみます。
パソコンで定番のベンチマークソフト。
「CrystalDiscMark」を使いました。
★テスト1:普及品メディアにて
まずは「Ultra」です。
◎PC上のプロパティはこんな感じ。
(Extreme PROも同様なので省略)
◎「Ultra」ノートパソコン内蔵リーダーにて
Read:087 MB/s/Write:031 MB/s
◎「Ultra」DigioのW端子リーダーにて
Read:094 MB/s/Write:036 MB/s
◎「Ultra」Lexarのリーダーにて
Read:124 MB/s/Write:037 MB/s
◎「Ultra」SanDiskのリーダーにて
Read:124 MB/s/Write:037 MB/s
内蔵<Digio<Lexar≒SanDisk
リーダーの性能差がはっきり出ました。
普通速度の内蔵、それなりのDigio、高速のLexarとSanDisk
★テスト2:本命のメディアにて
高速の「Extreme PRO」です。
◎「Extreme PRO」ノートパソコン内蔵リーダーにて
Read:087 MB/s/Write:062 MB/s
◎「Extreme PRO」DigioのW端子リーダーにて
Read:095 MB/s/Write:087 MB/s
◎「Extreme PRO」Lexarのリーダーにて
Read:175 MB/s/Write:105 MB/s
◎「Extreme PRO」SanDiskのリーダーにて
Read:175 MB/s/Write:104 MB/s
内蔵<Digio<Lexar≒SanDisk
こちらも、リーダーの性能差は同じ。
面白い結果ですね。
内蔵リーダーは10年くらい前の製品かもですし
Digioは、W端子という付加機能で基本性能をコストダウンしたとか?
メーカー製は、実質中身が同じかも、とか。
★メディア比較結果。
それでは結果発表です。
記載順番:内蔵、Digio、Lexar、SanDisk
読み:87/94/124/124、「Ultra」
読み:87/95/175/175、「PRO」
書き:31/36/37/37、「Ultra」
書き:62/87/105/104、「PRO」
メディアの差は確かに出ました。
「Ultra」と比べ、「PRO」は早い。
パッケージ表記の、170/90に対して、175/104という好成績。
しかし、生かせる環境/組み合わせが有るのも判りました。
◎読込みに関して
「Ultra」…専用リーダーが早い。
「PRO」…専用リーダーが早い。
◎書き込みに関して
「Ultra」…リーダーによる差が出にくい。
「PRO」…内蔵より外付け、専用リーダーが更に早い。
★「Extreme PRO」の評価
書き込みに関しては、内蔵リーダーでも倍速です。
これなら、どんなスマホやデジカメでも恩恵が有りそうですね。
そして、メーカー製リーダーでは特徴が更に伸びます。
★おまけ、カードリーダーのお勧めは?
LexarとSanDiskには、有意の差が認められないので、
購入するなら国内代理店から正規に販売されているLexarをお勧めします。
Sanと違って、SDとmicdoSDの二枚差しが可能ですし。
★最後、実際の複写テスト
パソコンに入れた、CD取り込みデータを実際に複写してみます。
リーダーは折角お勧めしたLexar製を使います。
◎対象フォルダ
音楽ファイル(FLAC圧縮ファイル、ジャケット画像写真、CUEシート)
容量:100GB、ファイル数:2239、フォルダ数:259。
中身は、CDが250枚以上、
FLACが数百MB、画像が2MB〜50KB、CUEシートは数KB。
これを、Windows用高速ファイル転送ツール「TeraCopy」で複写します。
スマホのストップウォッチにて計測。
◎「Ultra」結果
59 min 45 sec (3585秒)、5秒未満切り下げ。
実測:29.3MB/sec
◎「Extreme PRO」結果
23 min 40 sec (1420秒)、5秒未満切り下げ。
実測:74MB/sec
Extreme PROの書き込み速度は実測:2.52倍早い。
やったね、「Extreme PRO」は効き目有りますよ。
備考として、
連続書き込み中は、
指先で触れられない位、SDカードが発熱していました。
冷房の効いた部屋で、しかも小型扇風機で風を当てながら、
時々、休みを入れながら、コピーを行った方が安全でしょう。
皆様に良きDAPライフが有りますように。
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