アニメ時評５４４

「月が導く異世界道中」

原作：あずみ圭。アルファポリス。原作イラスト：マツモトミツアキ。漫画：木野コトラ。シリーズ構成：猪原健太。キャラクターデザイン：鈴木幸江。助監督：清水一伸。モンスターデザイン：有澤寛。制作：C2C。監督：石平信司。異世界転生ファンタジー。
絵は明るめ。背景は濃い。深度は深い。キャラの頭身は低め。目は大きめ。動きはとてもいい。
内容は、両親が異世界人だという理由で異世界に召喚された男子の話。
呼び出した神は、月詠の尊。だからこのタイトルか。ただし、転生をつかさどる女神は何者か不明。
その女神から不細工との理由でクーリングオフされてしまう。辺境に飛ばされる。
なぜか、亜人の言葉がわかるように呪文をかけられる。むしろ呪いか。
現実世界では抑圧されていたため、抑圧がはずれたこちらの世界では、とんでもない身体能力を持っている。
最近の傾向である、ネットゲーム風の演出が少ない。

５話まで。


「ウルトラマントリガー」

シリーズ構成：ハヤシナオキ／足木淳一郎。監督：坂本浩一。アクションコーディネーター寺井大介。助監督：越知靖。特撮助監督：内田直之。制作：円谷プロダクション。ウルトラマンシリーズの新作。SF。
ウルトラマンと怪獣は着ぐるみ。背景は基本的にミニチュア。一部CG。特殊効果はCG。土煙は、エアで吹き上げている。一部で火薬使用。爆発は控えめ。VRカメラを使用して足元からのアオリと上からの俯瞰の画像が目まぐるしく変わる。雨を降らせていた。最近では珍しい。怪獣を倒すところは実爆発。おそらく屋外で撮影したのも合成したものと思われる。倒された怪獣は粉々に爆発。必殺光線もCG。
内容は、光と闇の巨人の戦いを描く。火星から物語が始まる。火星には人類が移住している。
火星には３０００万年前の遺跡がある。怪獣に対抗するために「地球平和同盟（TPU）」が結成される。対怪獣組織は「GUTS」。
主人公男子は「シズマ財団」と関係があるらしい。
火星に人類が移住していたり、全体的にSF色が強い。

継続。


「D_CIDE TRAUMEREI THE ANIMATION」

原作：サムザップ／ドリコム／ブシロード。ストーリー原案：ブラストレイン。キャラクター原案：くっか。シリーズ構成：大野木寛。キャラクターデザイン：茶之原拓也／Shin Joseph。監督：今義和。制作：サンジゲン。異世界もの。
絵は暗め。背景は濃い。深度は深い。キャラの頭身は高め。目は女子は大きめ、男子は小さめ。キャラはフルタイム３DCG。動きはとてもいい。
主人公男子は髪色がピンク。他にも紫のキャラもいる。なかなかサイケデリック。
内容は、現実世界の裏側にある異世界「トロイメライ」取り込まれた人々の話。
異世界には「デザリア」と呼ばれる怪物がいる。犬の体に人間の手が付いたように見える。
キャラの動きはよい。しかし、怪物の動きは単調で面白くない。キャラが使用する武器もありきたり。
もっと独創性がほしい。

5話まで。