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2021年05月20日10:29

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『大綱引の恋』感想

〜「半落ち」「陽はまた昇る」など数々の作品を手がけ、2020年3月に急逝した佐々部清監督の遺作。鹿児島で400年以上の伝統を誇る川内大綱引を軸に、主人公の恋愛と彼の家族の姿が描かれる。35歳独身で奥手の有馬武志は、鳶の親方で大綱引の師匠でもある父の寛志から、早く嫁をもらって、しっかりとした跡継ぎになれとうるさく言われていた。ある日、ふとした事件から韓国人研修医ジヒョンと出会った武志は、ジヒョンと次第に心を通わせるようになる。その頃有馬家では、母の文子が定年退職を宣言し、家事を放棄したため、家族たちが頭を悩ませていた。年に一度の一大行事である大綱引が迫る中、武志はジヒョンから2週間後に帰国すると告げられる。主人公の武志を三浦貴大、韓国人研修医のジヒョンを知英がそれぞれ演じ、比嘉愛未、石野真子、松本若菜、中村優一、西田聖志郎、朝加真由美、升毅らが顔をそろえる〜<映画.comさんより>

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『泣く子はいねぇが』がなまはげ。
『アイヌモシリ』でイオマンテ。
そして、今回は、大綱引き!
今までちゃんと知らなかった日本の伝統行事&儀式、楽しいし、勉強になる!

最初「せんだい」っていう地名を「仙台」と勘違いしていた私。
しばらくして、鹿児島が出てきて・・・これは「川内」なんだとようやく判明。
かつての川内市が→薩摩川内市になったのかな?

いや、日本に、こんな伝統行事があったとは・・・。
参加者総勢3000人の大綱引き。片方ずつ、それぞれ1500人ですよ!
綱引きって、せいぜい、多くても、片側50人ぐらいじゃないですか?
この規模って、ありえなくないですか?

まずは、その歴史が語られてのスタート。
そして物語が始まります。若者たちの恋模様。親世代の心配事。
’その日’に至るまで、様々なドラマが交差。
そこには、観光名所も随時入れられています♪

準備の様子すら面白かった。綱が、まず、すごいの。それ、どうやって持つの?って(^-^;
そして、本番!いや、これ、もう、想像をはるかに超える迫力でした。
(もうちょっと詳細なルール説明が欲しかった私マル秘
ちなみに、ただ引くだけじゃなくて、引き隊を邪魔する押し隊っていうのもあって・・・。
スゲ〜、スゲ〜、これ、本当すごかったです。ゆえに、猛烈に劇場観賞をおススメ。

キャストは、三浦貴大さんが、やや奥手だったけど、この行事を通して力強くなっていく男性を好演。
また、あまり存じあげなかったんですが(失礼あせあせ(飛び散る汗))比嘉愛未さんや松本若菜さんも良かった〜。お2人とも綺麗な方ですね。
で、韓国人役の知英さんって、KARAの子だったのね。
石野真子さんが出てきた時、頭の中で即♪狼なんて怖くないが流れ始めて・・・どんな演技をされるんだろうって思ってたら・・・いや、もう、お上手、お上手!!
自然体だし、存在感あるし、素晴らしかったです拍手

エンディングが・・・あれで、あれだけで終わるのが、ちょっと物足りなかったかな。

※今初めて見た予告編
https://youtu.be/UYt97EVWXf4

私、この作品が、初佐々部監督作品でした。遺作が初観賞作。。。
『半落ち』や『ツレがうつになりまして』は興味があったのに未見のままに。
最後の最後に出てくる佐々部清監督の「一期一映」に合掌。
遺作なのに、どこか初々しさ、瑞々しさを感じられた良き作品でございました。4つ☆


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