5月1日(土)10時前、私たちを乗せたタクシーは益子駅から、南のほうに位置する道の駅ましこへ到着した。
ここがいちご狩りの集合場所になっており、受付も建物の中にあるという。
農産物などが並んだ道の駅の売り場の中を進むと、目指す受付を発見した。
どうやら私たちが一番乗りのようだ。
チケットを受け取り、ついでに長靴を借りる。
そしてここで、予想外の情報を耳にしたのだった。
なんとこの日(5月1日)から、いちご食べ放題に加えて、お土産として1人1箱分のいちごが持ち帰りできるサービスを開始したという。
フルーツ狩りでは普通あり得ないことだ!
過去、シーズン終了間際にオマケしてもらったり値引きを受けたりしたことが何度もあったが、これほどのサービスは聞いたことが無い。
信じられないのだが本当に1人1箱、つまり2つの空箱を受け取ったのだった。
ほどなくして10時を迎えたため、道を挟んだ向かい側にある「益子ストロベリーファーム」へ歩いていく。
チケットの提示し、農園の方から説明を聞く。
今回予約したのは食べ放題60分コース。
だが、60分を多少オーバーしても構わない、という太っ腹ぶりだった。
さらに、案内された広いビニールハウスの中に入ってみて驚く。
なんと、誰もいないではないか!
これなら密も避けられるし、なにより貸切状態というのが嬉しい。
それでいて、いちごは信じられないぐらいたわわに実っている。
さらに、スカイベリーという品種なのだが、ものすごい大きさなのである!
これで60分2500円というのは信じられないぐらい安い!
いちご狩りによくある練乳は無いが、その理由は食べてみてよく分かった。
とにかく甘くておいしいのである!
これなら何もつける必要などないではないか。
このような素晴らしいいちごを食べると、顔は自然とこんな感じになってしまう。
そんなわけで、夢中で摘んで食べているうちに30分が経過。
何だかもうお腹いっぱいになって来た。
そこでここからは、持ち帰り用のいちごの収穫に切り替え。
大きめのいちごを狙って摘み、箱の中にある透明ケースに入れていく。
その間も適宜美味しそうなのを口に運んでいく。
結局、計100個のいちごを頂いたのだった。
大きさがいろいろあるので、単純に数で比較はできないだろうが、とにかく大満足だったことは間違いない。
配偶者のぐでちゃんは、お土産のいちごを箱の上にも積み上げていた。
だがこれは、ルール上OKなのだという。
こうして、ものすごいお得感で胸いっぱいになった私たちは、90分の激闘を経て農園を後にしたのだった。
その後は、真岡駅に移動し、蒸気機関車をはじめとした鉄道の世界に浸る。
いちごどころか「鉄分」までしっかり補給して、栃木の旅を締めくくったのだった。
1泊2日という例年のゴールデンウイークに比べれば最小限の行程だったが、それでも濃い密度で楽しむことが出来た。
SL列車への乗車はお預けとなってしまったが、またの機会に訪れることとしよう。
真岡鉄道のディーゼルカーに揺られながら、そう誓った私であった
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