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2021年04月18日11:43

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空族

「映像制作集団 空族」の映画をいくつかみました。
スカパーの日本映画専門チャンネルでの特集です。

映画館に滅多に足を運ばないので、
映画館上映しかしないという彼らの映画のことは知りませんでした。

結果、おもろかった。
というのか、好きだった。
というか、なんとなく、ずーっと観てしまう。

誰にも勧める気にはならない。
正直、暗い気持ちにしかならない。
でも、なんとなく、ずーっと観ちゃうなー。

空族について語ってる番組で、誰かが言ってた
「いないことにされている人たちを描いている」がしっくりくる。

あと『サウダーヂ』でヒップホップの人たちが言う
「政府がこの国いちばんのギャングスタ(犯罪組織)じゃねえか」ってのが共感。

『バンコクナイツ』で、
「日本に俺の居場所なんてないよ」ってのも、日本の息苦しさを感じさせる。

形が少し変わっても、「サウダーヂ」や「国道20号線」はいまも現実だよね。
日本にもそういう部分たくさんあるのに、ほんと、ないことにされてて恐ろしい。
でも、これが現実の人たちは、この映画は見たくないだろうな。

観たのは以下です。
『雲の上』『国道20号線』『サウダーヂ』『バンコクナイツ』『典座 ―TENZO―』

『国道20号線』が特に好きです。
音楽もおもしろかった。
薬師丸ひろ子の「あなたを・もっと・知りたくて」が、ダサくない。

2、3月は、空族の映画と、
本では「ルポ川崎」「ホームレス消滅」から各種貧困本ばかり読んでいて、
たまたま、映画も本も、
「健康で文化的な最低限度の生活」なんてできない内容だったので(『典座 ―TENZO―』のぞく)、
日本の現状に暗澹たる気持ちになってしまいました。

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